[本文]

国名:
EU
公開機関:
報道センター
元記事公開日:
2017/10/27
抄訳記事公開日:
2018/01/18
元記事の言語:
英語

欧州委員会、社会的課題の新たな解決策等に300億ユーロの投資

Commission to invest €30 billion in new solutions for societal challenges and breakthrough innovation

本文:

欧州委員会(EC)報道センターによる2017年10月27日付標記記事の概要は以下のとおり。

欧州委員会は本日、欧州イノベーション会議(European Innovation Council)の立ち上げのための27億ユーロを含め、2018年〜2020年の期間におけるHorizon 2020の300億ユーロの資金の支出方針を発表した。

Horizon 2020(770億ユーロに上る欧州研究・イノベーションの資金提供プログラム)は、欧州における科学的卓越性を支援し、太陽系外惑星や重力波の発見などの卓越した科学的ブレークスルーに貢献してきた。今後3年間で、欧州委員会は、移民、セキュリティ、気候、クリーンエネルギー、デジタル経済など、数は少ないが重要なトピックに焦点を当てることで、研究ファンディングでより大きなインパクトを与えることを探求する。またHorizon 2020は、画期的な市場創造イノベーションを促進するために、より一層注力する。

●画期的な市場創造イノベーションをサポート
未来市場の創造を目的として、リスクが高くかつ高い効果が期待されるイノベーションを支援するために、Horizon 2020から27億ユーロを配分する。

●政治的優先事項に焦点
2018年~2020年のワークプログラムは、欧州委員会の政治的優先事項を直接支援し、少ない課題に対して大規模な予算を配分する。
・低炭素、気候変動に強い将来:33億ユーロ
・循環型経済:10億ユーロ
・欧州産業とサービスのデジタル化と変革:17億ユーロ
・セキュリティ・ユニオン:10億ユーロ
・移民:2億ユーロ。
22億ユーロが、再生可能エネルギー、エネルギー効率の高い建物、エレクトロモビリティおよびエネルギー貯蔵の4つの相互に関連した分野におけるクリーンエネルギープロジェクトに割り当てられる(次世代電池の開発および生産を支援する2億ユーロを含む)。

●「ブルースカイ(研究者の発意に基づく)」研究の促進
2017年8月に承認された2018年の欧州研究会議(ERC)のワークプログラムは、約18億6,000万ユーロの予算を通じて優秀な研究者への支援を可能にする。全ての研究分野の研究者を対象として奨学金を支援するマリーキュリー・アクションは増額されて3年間で合計29億ユーロとなる。

●国際協力の強化
相互利益の分野で30のフラッグシップ・イニシアチブに10億ユーロ以上を投資する。その例としては、個別化医療においてカナダと、道路交通の自動化において米国、日本、韓国、シンガポール、オーストラリアと、水問題においてインドと、食糧安全保障と再生可能エネルギーにおいてアフリカ諸国と協力することが挙げられる。

●エクセレンスの普及
2018年~2020年の間に、Horizon 2020の下で4億6,000万ユーロが、プログラムにまだ参加していない加盟国および関連諸国に特別に配分される。その目的は、欧州や他の国々の未開発の優秀な能力を獲得することである。さらに、このプログラムは、欧州構造投資基金(ESIF)とのより緊密な相乗効果を引き続き推進していく。

●オープンサイエンス
20億ユーロがオープンサイエンスの支援に対して配分される。また、6億ユーロが、欧州オープンサイエンスクラウド、欧州のデータインフラ、そして高性能計算に配分される。

[DW編集局]