[本文]

デイリーウォッチャー
国名:
米国
公開機関:
国防高等研究計画局(DARPA)
元記事公開日:
2017/12/06
抄訳記事公開日:
2018/01/30
元記事の言語:
英語

海洋状況認識のためのフロートによるセンサーネットワーク(Ocean of Things)構築

Ocean of Things Aims to Expand Maritime Awareness across Open Seas

本文:

12月6日付けの国防高等研究計画局(DARPA)による標記記事の概要は以下のとおりである。

IoTは、数多くの一般的事象を常時監視し追跡するために、次々とスマートデバイスを接続し続けている。しかし、現在のIoTは海洋のほとんどは網羅しておらず、海洋での諸活動の即時モニタリングも行われていない。このため、DARPAは本日、分散型センサーネットワークを形成するための数千の低コストの小型フロートを設置することにより、広大な海洋での持続的な海洋状況認識を可能にするOcean of Things(OoT)プログラムを発表した。

各スマートフロートには、海水温、海の状態、場所などの環境データ、商業船、航空機、更に海域を移動する海洋哺乳類に関する活動データを収集するための市販のセンサーが格納されている。フロートは、衛星を介してクラウドネットワークに定期的にデータを送信して、記録およびリアルタイム分析を行う。このOoTの技術的課題は、フロート開発とデータ分析である。

フロート開発においての課題は、厳しい海上環境で稼働する受動センサーを格納するインテリジェントフロートの設計である。各フロートは、少なくとも1年間の情報収集と報告を行った後、安全に深海に自沈する必要がある。 フロートは、環境的に安全な素材で作られ、船舶に危険を及ぼすことなく、海洋生物の保護に関するすべての連邦法や規制等を遵守する必要がある。データ分析における課題は、フロートから報告されたデータを処理するためのクラウドベースのソフトウェアおよび分析技術の開発がある。これには、フロートの位置、稼働状態、ミッションパフォーマンスの動的表示等が含まれる。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]