[本文]

国名:
ドイツ
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2018/01/02
抄訳記事公開日:
2018/02/16
元記事の言語:
ドイツ語

4つの新看護実務センター開設

Meilenstein für die Zukunft der Pflege

本文:

新しい4ヶ所の看護実務センター(PPZ)がスタートすることになり、連邦教育研究省(BMBF)はこれに関して概略下記のような報道発表を行った。

ハノーバー、フライブルク、ニュルンベルク、ベルリンの4つのPPZにおいて本日より看護における最新技術の利用について検証が始まる。新たな看護方法の利用に当たっては科学者が助言し、支援する。PPZは産業界の研究パートナー並びに保健、看護分野の機関と密接に協力する。

ヴァンカ大臣は「ドイツにおける看護を改善していく。看護を受けている人々はより多くの支援を必要としており、研究は彼らの生活の質を向上させるための助けとなる。同時に看護を職業とする人々の作業の負担を軽減をしたい。看護実務センターによって看護環境で一緒に仕事ができる機会を生み出していく。技術による看護を支援を通じて、患者への対応により多くの自由を生み出すことが期待されている」と語った。

PZZ-ハノーバー:支援ロボットの利用と看護の質向上
ハノーバー医科大学のリーダーシップにより、現存の外傷外科ステーションを新たに組織する。支援ロボットに関する作業経験をもとに現在の看護ルーティンを新たに見直し、さらなる開発を行う。センサーを用いて患者のリクライニング姿勢を適切に調整するベッド、感染の危険を軽減する消毒ロボット、看護者の歩行をサポートする革新的な移送システムなどが検討される。

PPZ-フライブルク:救急病院でのデジタル支援看護
救急において認知症患者の治療や看護はどのように確保されるのか。PPZ-フライブルクは「デジタル・エスコート」によって患者が病院の環境に慣れることを容易にするにはどうすべきかについて取り組む。フライブルク大学病院では、新しい技術を用いて患者および看護士のストレスとなる騒音を削減するためICUの騒音負荷軽減を試みる。

PPZ-ニュルンベルク:革新的看護技術の実践
PPZ-ニュルンベルクは地域の介護施設財団のコーディネートの下、技術的支援システムにより病院および介護施設における介護の仕組みを患者および看護士により優しく、総合的により効率的なものにしていく。新しい看護技術がどのように看護のプロセスに影響を与え、それを改善させるか、またドキュメンテーション・ソフトウエアのような既存技術とのスムーズな共同作業がどのようにすれば可能になるのかを検証する。

PZZ-ベルリン:老人医療看護におけるデジタル介護システム
PZZ-ベルリンはプロテスタント・ヨハン高齢者支援財団によってコーディネートされる。このプロジェクトの焦点となるのは、救急病院内の各ステーションを段階的にデジタル化することである。看護に関わる全ての関係者がネットワーク化され、看護士は看護プロセスにおける重要な情報を途切れることなく入手する。一方、看護を必要としている患者は病院における救急から入院、外来まで一貫して看護されることになる。

新しい看護技術は、介護施設、病院、家庭で看護等に携わる人々の日常的な負担を著しく軽減する可能性がある。ドイツでは毎日数百万人が看護に関係している。看護、介護を必要とする者の数は増加しつつある。BMBFはこのため2017年に「看護の将来」クラスターをスタートさせているが、この中で上記4看護実務センターが既存の看護イノベーションセンター(PIZ)と協力することになる。BMBFはこのために2022年までに全国で2,000万ユーロを投入する。

[DW編集局]