[本文]

国名:
中国
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2017/12/18
抄訳記事公開日:
2018/03/14
元記事の言語:
中国語

国家自然科学基金の申請件数は最高記録を更新、採択者が若年化傾向

我国科学基金项目申请量屡创新高 负责人年轻化

本文:

2017年12月18日付の「中国科学報」ネット版は、「国家自然科学基金の申請件数は最高記録をまた更新、採択者が若年化傾向に」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

国家自然科学基金管理会議がこのほど開かれ、中国科学院・院士、国家自然科学基金委員会(NSFC)・楊衛主任は、「ここ数年、科学基金への助成申請件数は何度も記録を更新し、採択者が顕著に若年化傾向にある」と表明した。

楊衛主任の紹介によると、これまでの10年間に、科学基金への助成申請件数は毎年10.43%の成長率で増加している。また、2010年における科学基金一般助成プロジェクトの採択者は40歳と50歳の研究者が最も多かったが、現在は30歳から45歳までの研究者が主体である。ここ数年、海外在住の若手科学技術人材の帰国者が急増し、海外留学者数と帰国者は基本的にバランスが取れるぐらいになっている。

2017年、国家自然科学基金委員会は中国財政部と積極的に効果的なコミュニケーションを図ることで、プロジェクト申請件数の急激な増加にもかかわらず、プロジェクトの採択率を維持することができたと述べている。それと同時に、若手研究者への助成金を増加し、基礎研究人材に安定した研究環境を提供することができた。一例を挙げれば、今年、若手研究者基金プロジェクトへの助成金は、1プロジェクト当たり約23万元(約400万円)までに増えたとともに、2016年と比べ採択率は18.1%増加した。

関連統計によると、中国人研究者が発表した国際科学技術論文の被引用数のランキングは2008年の世界第10位から2017年の世界第2位に上昇している。そのうち、材料、化学、エンジニアリングの3領域の発展は総数が米国と並行した段階に入っている。

楊衛主任はここ数年、中国の科学基金と基礎研究は数多くの業績を遂げたが、世界科学技術強国の建設目標と比べると、科学技術の基礎は薄弱であり、科学技術のイノベーション能力、特に独創的なイノベーション能力はまだ大きな格差が存在していることを認識しており、これらの課題解決に向けて2018年の取り組みの目標を明確化した。

[DW編集局]