[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)
元記事公開日:
2018/01/30
抄訳記事公開日:
2018/03/22

フレデリック・ヴィダル大臣がイノベーション・キャンパス・ミッションを立ち上げ

Frédérique Vidal lance la mission Campus d'innovation à Strasbourg

本文:

2018年1月30日付高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)の標記発表の概要は以下のとおり。

2018年1月29日フレデリック・ヴィダルMESRI大臣はストラスブール大学を訪問し、イノベーション・キャンパスに関するミッションを立ち上げた。このミッションはエンジニア、学者で、カルテックの元社長、ジャン=ルー・シャモー(Jean-Lou Chameau)氏が主導する。

地方のエコシステムはイノベーションに大きな役割を果たす。イノベーション当事者間の信頼関係や近接関係の構築が最も容易な規模である。大学の現場は当然のことながらこのようなイノベーション・エコシステムが果たすべき中心的役割を有する。そういうわけでキャンパス・イノベーションと称される。様々なイノベーション当事者(高等教育施設、研究所、中小企業・大企業の組織、新興企業支援組織、育成・技術移転措置、資金支援機関等)の結集が可能である。

シャモー氏は、適切な実践方法だけでなく、イノベーション・キャンパスの活動を妨げる可能性のある法的、文化的、財政的、機能的制約事項を特定する目的で4月末に報告書を提出する。同氏のミッションは、現地調査およびイノベーション実行機関の大規模な面接調査により、フランスのイノベーション・キャンパスが世界的な水準になっていくためにに必要な要素を明確にすることである。同氏はまず初めにストラスブール、レンヌ、モンペリエの各大学の現場を調査をして、各大学の強みやその限界について、個別および比較した診断を行う。

[DW編集局+JSTパリ事務所]