[本文]

国名:
英国
公開機関:
英国財務省
元記事公開日:
2017/10/25
抄訳記事公開日:
2018/03/29
元記事の言語:
英語

英国が主導するライフサイエンス・セクターの振興に1,700万ポンド

£17 million boost to the UK’s leading life sciences sector

本文:

英国財務省の2017年10月25日付標記発表の概要は以下のとおり。

国民保健サービス(NHS)とその患者にとって真の利益として役立つべく1,700万ポンドの新規ファンディングがこのほど財務大臣によって発表された。この資金は政府の野心的な産業戦略の一環で、新たな創薬を推進しメンタルヘルス治療を支援して、英国の科学的専門能力を実際の救命治療法へと橋渡しする。

ライフサイエンス産業は、NHSとその6,000万人の患者が毎年頼りとする医療を提供している。同産業は英国経済にとっても重要で、5,000社以上の企業が約23万5,000人の労働者を雇用し、635億ポンドの売り上げをあげている。

財務大臣は次の3つの新たな領域に対するファンディングを発表した。
・低温電子顕微鏡:生物学的構成成分の3Dモデルを作成するため最新鋭の顕微鏡に500万ポンドのファンディング。これは創薬のさらなる迅速化、低コスト化に役立つ。
・イノベーション・ハブ:最新鋭の設備や研究者を擁する研究所の新設に700万ポンド。この研究所により「工学的生物学、計量学、標準に関する国立センター」を設立する。
・ビジネス・カタリスト:「構想に自信」(Confidence in Concept)ビジネス・カタリスト制度の拡大とメンタルヘルスの治療促進に500万ポンド。この制度はすでに26件の企業発スピンアウト、70件の特許、2億7,700万ポンドの民間セクターからの追加ファンディングを生み出している。

英国はライフサイエンスにおける世界のリーダーである。英国は世界の人口の0.9%を占めるに過ぎないが、世界で最も引用度の高い記事の15.2%を生産している。このセクターにおける英国の研究生産性は米国の2倍、ドイツの約3倍である。

[DW編集局]