[本文]

国名:
中国
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2018/02/12
抄訳記事公開日:
2018/04/11
元記事の言語:
中国語

科学技術部:過去5年間で中国の基礎研究費は2倍に増加 

科技部:过去5年我国基础研究经费翻倍

本文:

2018年2月12日付の「中国科学報」ネット版は、「科学技術部:過去5年間で中国の基礎研究費は2倍に増加」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

2月11日、科学技術部の関連責任者は、「過去5年間で、中国の基礎科学研究経費への投入は2倍に増加し、2011年の411.8億元(1元は約17.09円)から2016年の822.9億元(約1.4兆円)に増えた」と表明した。

国務院新聞弁公室の記者会見において、科学技術部・資源配置管理司の張暁原司長は、「基礎科学研究への投入は最も重要で、最近になって社会の各界はオリジナル・イノベーションの強化を呼びかけ、基礎研究への投入は大幅に増加している」と表明した。

張暁原氏は、「現在、政府が基礎科学研究を支援する方式は以下の二つの通りである。一つ目は、安定支援である。即ち、政府は経費管理を直接、科学研究機関や大学に委ね、未来科学発展の判断に基づいて自らのアイデアや関心をベースに研究を進める。二つ目は、競争性支援で、主に各種計画、基金を通じての支援である。即ち、政府は助成の方向性を公表し、各機関は公開競争方式によってプロジェクトを招致する」と述べた。

張暁原氏は、「ここ数年、安定支援の基礎研究費は大幅に増加している。現在、競争性支援と安定支援の両者の比率は1:1に達している。中央財政の科学技術セクターの投入のうち、研究経費に占める基礎研究費の比率は先進国の基本的な水準に達したが、企業と社会からの投入は依然として少ない」と語った。

基礎科学研究は科学体系全体の源で、持続かつ強大なイノベーション能力を形成するキーポイントであり、世界科学技術強国を建設する礎でもある。長年の努力で、中国の基礎研究は快速で持続的な発展を実現し、全体のレベルを顕著に向上させ、国際的な影響力を大幅に高め、経済社会発展を牽引支える作用が絶えず増強している。しかし、世界科学技術強国と比べると、中国の基礎研究の短所が依然として際立っている。

国務院はこのほど、「基礎科学研究の全面的な強化に関する若干の意見」を通達し 、基礎科学研究の全面的な強化に向け若干の基本原則を提出し、多方面からの重点配置を手配した。

張暁原氏は、「今後、基礎研究の重大プロジェクトを実施する時、更に地方政府と企業の積極的な参与を奨励し、その他、チャリティーでの寄付などを通じて、いっそう基礎科学研究への投入を増加することを目指す」と表明した。

[JST北京事務所]