[本文]

国名:
英国
公開機関:
英国王立協会
元記事公開日:
2017/12/01
抄訳記事公開日:
2018/06/01
元記事の言語:
英語

英国・EU間の今後の研究協力に関する展望

Future Partnership Project: a vision for the future of UK and EU science

本文:

王立協会の2017年12月1日付標記発表の概要は以下のとおり。

王立協会は、ウェルカム・トラスト(バイオメディカル研究への助成を行っている英国最大規模のチャリティ団体)と協力して共同プロジェクトを立ち上げ、英国とEUの指導的科学者を招集して、研究・イノベーションに関する意欲的かつ徹底的で、達成可能な今後の協定に関して両者で共有のビジョンを作成することにした。英国がEU離脱を決めた国民投票後も、英国およびEUの研究者らはBrexit後も継続して協力できるよう期待していることがはっきりしている。この意向を研究界共通の願望として明確に声明として出せるように、王立協会とウェルカム・トラストは協力して当たる。

上記”Future Partnership Project”は、明確で一貫したビジョンを策定して、今後数か月間に欧州全域の意思決定者に伝えることを目的としている。

英国・EU間の研究・イノベーションに関する今後の取り組みを強く希望する点では、英国政府および欧州委員会のいずれも肯定的であるが、それがどうあるべきかの議論はまだこれからである。英国の最近のBrexitポリシー・ペーパー(2017年9月発表)では、科学・イノベーション協力に関して「英国は今後の協力枠組を確立する広範囲にわたる科学・イノベーション協定をEUと締結するよう努力する」と述べている。

同時に欧州委員会は、Horizon 2020の後継プログラムとして第9次フレームワークプログラム(FP9)の企画を進めている。2017年7月に発表されたFP9に関する報告書(通称「ラミー報告書」)では、「2020年以降のEUの研究・イノベーション・プログラムでは英国との全面的な継続の取り組みが、英国、EUの双方にとって依然として明らかにウィンウィンである」旨提言している。
※「ラミー報告書」の概要については、デイリーウォッチャーの以下の記事を参照されたい。http://crds.jst.go.jp/dw/20170823/2017082312194/

 

[DW編集局]