[本文]

国名:
中国
公開機関:
科学技術部(MOST)
元記事公開日:
2018/04/26
抄訳記事公開日:
2018/06/05
元記事の言語:
中国語

アリババが運営する阿里雲(ALIYUN)と浙江大学が「智雲実験室(人工知能・クラウドコンピューティング実験室)」を設立

浙江:阿里浙大携手成立“智云实验室”

本文:

2018年4月26日付の科学技術部(MOST)ウェブサイトは、「アリババが運営する阿里雲(ALIYUN)と浙江大学が『智雲実験室』(人工知能・クラウドコンピューティング実験室)を設立」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

このほど、アリババが運営する阿里雲(ALIYUN)と浙江大学の共同発起による「智雲実験室」(人工知能・クラウドコンピューティング実験室)が正式に設立された。同実験室はクラウドコンピューティング技術、人工知能、5G、未来ネットワーク、モノのインターネット等の技術と教育理論に基づき研究を展開し、国内で最も先進的な企業、技術を大学に導入し、現代情報技術によって中国高等学校(大学)のデータ化モデルの構築を目指す。

浙江大学の常務副学長である任少波氏は、「去年の5月、浙江大学とアリババは戦略協力協議を締結した。今回、浙江大学情報技術センターと阿里雲(ALIYUN)が連携し、『智雲実験室』を設立し、浙江大学とアリババは教育情報化分野において、より深く協力する。『智雲実験室』の設立は浙江大学の情報化、中国高等(大学)教育の情報化及び中国高等(大学)教育の革新に新らしい貢献ができることを期待している」と表明した。

阿里雲(ALIYUN)の総裁である胡暁明氏は、「杭州は中国で最も活力にあふれる都市の一つである。杭州の『都市大脳』(AI技術で杭州の交通管理をサポート)、浙江省の『用足しに一回のみ行く』(オンラインで業務取扱)は全てモバイルインターネットの思考を具体的に示している。我々は浙江大学と協力し、積極的にインターネット技術、プラットフォームを結び付け、イノベーション研究をサポートし、イノベーティブな大学の構築に向けて努力していきたい」と表明した。

「智雲実験室」(人工知能・クラウドコンピューティング実験室)はできる限りアリババなどのインターネット公司の「プラットフォーム戦略」を受け入れ、インターネットのミドルウェア(Middleware※)により、サポート・応用のイノベーションプラットフォームを構築。強大なパブリッククラウド(Public Cloud)、ハイブリッド・クラウド(Hybird Cloud)のコンピューティング能力に基づき、統一したIT枠組みを通じて、存分に大学の科学研究、管理能率を向上させ、高等(大学)教育の次の段階の革新・開拓に強力な技術サポートを提供する。

関連統計によると、2017年5月までに、全国の大学は合わせて2,914カ所で、全国の大学卒業生は795万人に達した。どのようにデータ技術を用いて科学研究の方向を全面的に計画し、実験室技術の産業転化を加速するか。どのように学生の能力・興味を個別に分析し、それぞれの特徴に合わせて人材を養成するか。どのようにデータ技術を用いて高等学校(大学)の管理サービスを最適化させるか。これらは阿里雲(ALIYUN)と高等学校(大学)が共同探求する未来教育の発展的な方向である。

2017年5月、アリババと浙江大学は戦略協力協議を締結し、核心技術により今後20年の難題の解決を目指す。2017年9月、浙江大学とアリババは共同で「之江実験室」を設立し、国家目標と戦略ニーズを踏まえた重大な先端基礎研究と鍵技術の難関に取り組む。

※ミドルウェア(Middleware)はコンピュータの分野におけるコンピュータの基本的な制御を行うオペレーティングシステム(OS)と、各業務処理を行うアプリケーションソフトウェア との中間に入るソフトウェアを指す。

[JST北京事務所]