[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー省(DOE)
元記事公開日:
2018/06/08
抄訳記事公開日:
2018/08/15

オークリッジ国立研究所(ORNL)が米国の新しい科学用のスパコンを発表

Oak Ridge National Laboratory Launches America’s New Top Supercomputer for Science

本文:

6月8日付けのエネルギー省(DOE)による標記記事の概要は以下のとおりである。

米国エネルギー省のオークリッジ国立研究所(ORNL)は、世界で最も強力で高性能な科学用スパコン「サミット(Summit)」を発表した。サミットは最大パフォーマンスで毎秒20京回の計算量(200ペタフロップス)を実現し、現在の米国のトップクラスのシステムである「タイタン(Titan)」よりも8倍強力である。サミットは特に、エネルギー、先端材料、人工知能(AI)分野の研究において前例のない計算能力を提供し、これまで実現困難または不可能だった科学的発見を可能にする。

科学的なモデリングやシミュレーションに加え、サミットはAIと科学的発見の比類のない統合の機会を提供し、機械学習やディープラーニングといった手法を、医療、高エネルギー物理学、材料発見等の分野の課題解決に応用することを可能とする。このような機会は、先月に発表された「米国のための人工知能イニシアチブ(White House Artificial Intelligence for America Initiative)」に沿ったものである。

2019年には、サミットへのアクセスの多くは、DOEの「理論および実験に対する革新的な計算インパクト(INCITE: Innovative and Novel Computational Impact on Theory and Experiment)」プログラムで採択された研究チームに提供される。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]