[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
元記事公開日:
2018/09/05
抄訳記事公開日:
2018/11/26

新型モジュール式原子炉(AMR)の予備調査・開発プロジェクト

Advanced Modular Reactor (AMR) Feasibility and Development Project

本文:

ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の2018年9月5日付標記発表の概要は以下のとおり。

BEISは、新型モジュール式原子炉(AMR)の予備調査・開発(F&D)プロジェクトに最大4,400万ポンドを投資する。ここでは、AMRは広範囲の新型原子炉として定義されている。AMRは、一次冷却に加圧水または沸騰水を使用する従来の原子炉とは異なる。

AMRではオフサイト工場での製造量を最大化する狙いがあり、下記を目標としている。
・低コスト発電
・電力網への配電における柔軟性の強化
・機能性の強化、たとえば家庭用または工業用に熱出力の提供、水素の生成の促進
・付加的な収益または経済成長をもたらすその他の応用

本プロジェクトには次の2段階がある。
・第1段階:AMR設計の一連の実現可能性調査の実施に対するファンディング(最高400万ポンド、VATを除く)。契約は最大30万ポンド(VATを除く)
・第2段階:第1段階で資金投入の価値があると明確に証明され、政府の承認が得られた場合、第1段階から選抜されたプロジェクトは、開発活動を行うために総額最大4,000万ポンド(VATを除く)を入手できる。さらに最大500万ポンドが、これを支援する規制当局に提供される。

AMR F&Dプロジェクトの第1段階における実現可能性調査の実施は8社に委託されている。

[DW編集局]