[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)
元記事公開日:
2018/09/04
抄訳記事公開日:
2018/11/28

欧州11か国のERCプログラムにおける発表論文のオープン・アクセス義務化の採択

Science ouverte: adoption d'un accès ouvert obligatoire pour les publications dans 11 pays européens et pour les programmes E.R.C.

本文:

9月4日付高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)の標記発表の概要は以下のとおり。

9月4日、欧州研究会議(ERC)を含む欧州委員会の支援を受けて11か国の研究ファンディング機関が、研究発表論文への自由アクセスの実現を目的とするイニシアチブである”cOAlition S”の立ち上げを発表した。これは、(目標と10の原則を有し、この連合を構成する11の機関が協調して実施することに合意した)”Plan S”に沿って構築されたものである。

“cOAlition S”は、2020年1月1日までに、その基本的原則を達成するために必要な措置を実施するとしている。2020年までに、国または欧州の公的資金による研究に由来する発表論文は、雑誌にオープン・アクセスで公開されるか、またはオープン・アクセスに準拠したプラットフォーム上で公開されねばならない。

国立研究機構(ANR)は、”cOAlition S”の11か国のパートナー機関の1つである。2019年活動計画(ANR)に示されているANRのオープン・サイエンス政策は、7月4日にフレデリック・ヴィダルMESRI大臣によって発表された国家計画の一環を成している。この国家オープン・サイエンス計画では、プロジェクト・ファンディングの支援を受けた研究に由来する発表論文やデータについて、オープン・アクセスを義務付けている。

[DW編集局+JSTパリ事務所]