[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立研究機構(ANR)
元記事公開日:
2018/10/15
抄訳記事公開日:
2018/12/26

持続可能エネルギー分野における仏・独共同プロジェクトの公募開始

Lancement d’un appel à projets franco-allemand dans le domaine de l’énergie durable

本文:

2018年10月15国立研究機構(ANR)の日付標記発表の概要は以下のとおり。

高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)、国立研究機構(ANR)、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)は、エネルギーの貯蔵と分配に関する二国間プロジェクトの公募を開始する。これは、2017年7月13日の仏・独閣僚会議において研究担当大臣間で確認されたエネルギー分野における仏・独協力強化の一環である。

この共同プロジェクトでは、2050年までに欧州での持続可能なエネルギー・システムの確立に貢献すべく、仏・独のイノベーションを促進し、欧州委員会がCOP21で批准した気候変動抑制に関するパリ協定の目的達成を目指す。

予定されるプロジェクトは次の2件の主要テーマのいづれかに関するものとなる。

・再生可能エネルギー源からのエネルギー転換と貯蔵

-電気・電気化学的貯蔵材料・技術、特に新しい電池のコンセプト
-スマート・グリッドに関連する貯蔵システム(例えば、補完サービス、仮想発電所)
-Power-to-X(電気分解を含む)・合成燃料生産・太陽光発電(例えば、水素、炭化水素に基づく合成燃料)
-水素・燃料電池技術、水素の貯蔵と分配

・スマート・エネルギー(送電と配電)ネットワーク

-一般および高電圧直流送電システムにおけるスマート・グリッドの材料と技術
-ネットワークの柔軟性と管理(ネットワーク設計、情報通信技術、蓄積統合、その他の柔軟化技術等.)
-技術とガバナンスのレベルでの国境を越えた問題(例えば、相互運用性、規制、欧州のエネルギー市場…)

公募の締め切りは2019年1月9日を予定している。

[DW編集局+JSTパリ事務所]