[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
米国科学振興協会(AAAS)
元記事公開日:
2018/11/13
抄訳記事公開日:
2019/01/22

科学系団体による、選挙結果および次期議会における科学案件に関する議論

Scientific Organizations Discuss Election Results, Science Issues in Next Congress

本文:

2018年11月13日付けの米国科学振興協会(AAAS)による標記記事の概要は以下のとおりである。

科学コミュニティのリーダーたちは、第116期の米国議会選挙において少なくとも8名のSTEM分野のバックグラウンドをもつ議員が選ばれた状況を踏まえ、科学技術の役割を高めるための最善の方法について検討している。

AAASのラッシュ・ホルトCEOは、「科学の進展には、科学が繁栄するための条件を注視し、それを整えることを主張することが不可欠である」と述べた。

また、Research!America(医学および健康研究のための非営利の支援団体)の会長兼CEOであるメアリー・ウーリー氏は、「ここで重要なのは、科学コミュニティは、世論調査会社やアメリカ市民に対して相対的に見えにくいということである。私たちの認知度を高め、主唱者としての影響力を高めるためには、私たちがすべきことが沢山ある」と述べた。

科学とその恩恵に対する一般公衆の認知度を高めるために、Research!Americaは、AAASとその他15の科学系組織の支援を受けて、超党派の市民参加イニシアチブを立ち上げた。このイニシアチブを通じ、市民・政治と科学コミュニティとの交流を拡大する。科学政策に取り組む若手研究者を対象とし、科学コミュニティと政治家候補および政策立案者との交流を促進すること、さらに科学研究によりもたらされる恩恵に対する一般公衆の理解を深めることを目的に、10のグラントが配分された。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]