[本文]

国・地域名:
オランダ
元記事の言語:
英語
公開機関:
オランダ科学研究機構(NWO)
元記事公開日:
2018/12/19
抄訳記事公開日:
2019/02/08

アジアおよびサブサハラの種苗体系改善に900万ユーロのファンデイング

Almost nine Million euros for improving seed systems in Asia and Sub-Saharan Africa

本文:

12月19日付けでオランダ科学研究機構(NWO)が行った標記発表の概要は以下のとおりである。

オランダと国際農業研究協議グループ(CGIAR)の研究パートナーシップを強化するために、「NWO-WOTRO(オランダ熱帯研究推進基金)グローバル開発のための科学」事業から、9つのプロジェクトが助成される。このパートナーシップではアジアとサブサハラ・アフリカの重点地域における種苗体系の改善に貢献する知見を生み出すことを目指している。

「種苗体系開発:遺伝的改善と増殖資材の実現と拡大」プログラムの公募はオランダとCGIARのパートナーシップにより発表された。アワードを受けた9つのプロジェクト・コンソーシアムは、オランダ研究機関、CGIAR研究センター(CGIAR研究プログラムまたはプラットフォームを通して)、官民セクターからの(地域の)パートナーから成る。

今回の提案公募は、種苗セクターの発展は、実践家と(CGIAR、オランダおよび選ばれたパートナー国の)研究機関の研究協力から恩恵を受けるということを前提としている。

今回助成されるプロジェクトにより、学術的専門能力、農業従事者の経験と知識、そして種苗セクターで活動する企業やNGOの実際的な知識とバリュー・チェインが組み合わさることで、新しい知見と革新的な解決策が生まれてくるはずである。

このオランダ-CGIAR研究プログラムは、食料システムに関する知識と官民共同のイノベーションを発展させることにより、世界中の農業の革新的変化に貢献する。2017年から2021年まで、本プログラムはオランダ政府とCGIARシステム機構の間の協力協定の一部として実施される。今回の公募は、「NWO-WOTROグローバル開発のための科学」事業により実施される4つの取組みの一つである。

 [JSTパリ事務所]