[本文]

国・地域名:
オランダ
元記事の言語:
英語
公開機関:
オランダ科学研究機構(NWO)
元記事公開日:
2019/01/11
抄訳記事公開日:
2019/02/13

NWOとノルウェー研究会議が協力を強化

NWO and the Research Council of Norway will collaborate more intensively

本文:

1月11日付けでオランダ科学研究機構(NWO)が行った標記発表の概要は以下のとおりである。

本日、NWOとノルウェーの姉妹機関であるノルウェー研究会議(RCN)は、国際研究提案の助成を簡素化するための協定に署名した。今回の2国間協定は、NWOがその2019-2022年の新たな戦略の中で発表した新しい「経費支給協力(Money Follows Cooperation)」の枠組みに関連するものである。2019年7月以降、オランダの研究者はNWOに提出する研究提案の中にノルウェーの研究者を含めることができるようになる。

提案が採択されると、NWOはコンソーシアムに参加しているノルウェーの研究者も助成する。このような協定には互恵性があるのが通例であり、ノルウェー-オランダのコンソーシアムに参加しているオランダの研究者もRCNに提案を提出することができる。2019年中に同様の新しい協定が他の国の姉妹機関とも締結される見込みである。

科学は国境を越えるが、資金はしばしば国境にしばられる。経費支給協力の原則を通して、NWOは助成する全ての研究において、国境を取り除き、ボトムアップの国際協力を促進する。

経費支給協力の原則は、NWOの戦略「科学と社会をつなぐ」において発表されたものであり、「研究における卓越とイノベーションのための協力」という野心的目標の一部を成している。

 [JSTパリ事務所]