[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2019/02/11
抄訳記事公開日:
2019/03/01

人工知能における米国のリーダーシップ維持を目的とした大統領令に関するNSFの声明

Statement on executive order to maintain American leadership in artificial intelligence

本文:

2019年2月11日付の国立科学財団(NSF)による標記報道発表の概要は以下のとおりである。

ドナルド・トランプ大統領は2月11日、「人工知能における米国のリーダーシップの維持」と題した大統領令に署名する予定である。この大統領令は、人工知能(AI)への持続的な投資とイノベーションを促進し、AI研究に資するリソースへのアクセスを強化し、次世代のAI研究人材を育成することを目的としている。署名式に立ち会うNSFのフランス・コルドバ長官は次のような声明を発表した。

NSFには、AIおよび機械学習における革新的研究を支援して来た長期にわたる豊富な歴史があり、AI研究開発推進に必要な人材の育成に不可欠な貢献をしている。我々は大統領令による「米国AIイニシアチブ」を支援できることを心待ちにしており、それは技術およびイノベーションにおける米国のリーダーシップ維持に極めて重要になる。

AIの進歩は、米国の科学・工学活動、そして21世紀経済のほぼすべてのセクターにとって非常に重要である。我々が今日目の当たりにしているAIの画期的な用途の多くは、過去数十年にも及ぶ基礎的なAI研究への連邦政府の投資が基盤となっている。明日のAIイノベーションの基盤を築くには、新しい学際的なコラボレーション、リソース、そして戦略的ビジョンが必要になる。これはNSFがAIの基礎研究の支援で擁護してきた原則である。それが「米国 AIイニシアチブ」の一部として明確に表現されていることを喜ばしく思う。

NSFが資金支援したAIイノベーションは、米国がこの重要な研究分野の可能性を最大限に引き出すことに役立ってきた。NSFは上記イニシアチブに参加して経済を強化し、雇用を伸ばし、社会をより良くすることに熱意をもって取り組む。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]