[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
元記事公開日:
2018/12/31
抄訳記事公開日:
2019/03/19

地下パイプを修理し、道路工事を削減するためのロボット

Robots to fix underground pipes and help cut roadworks

本文:

2018年12月31日付ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の標記報道発表の概要は以下のとおり。

英国の巨大な地下パイプネットワークを修復するための新しいマイクロ・ロボットを開発することで、毎年行われる150万の道路掘削工事による中断が大幅に削減される。

英国の4大学の科学者らは、センサーとナビゲーション・システムを使ってパイプの亀裂を見つけて修理する長さ1 cmのロボット装置の開発に、700万ポンドの政府投資を活用する。これらの道路工事による交通の閉鎖や事業の中断は、50億ポンドを超えると推定されている。産業戦略チャレンジ基金(ISCF)を通じた1,960万ポンドの政府投資で支援されたさらなる14件のプロジェクトでは、洋上風力発電所や原子力廃炉施設などの危険な作業場所にロボットが投入される。研究者らは、軌道上の人工衛星で人工知能(AI)ソフトウェアを使用して修理が必要な時期を検出したり、ドローンを使用して石油パイプラインを監視したりするなどの新しい技術をテストする。

今回の2,660万ポンドの政府によるファンディングは、新産業戦略の一環であり、将来の技術への投資と全国各地での高度な技術を伴う雇用の創出につながる。

[DW編集局]