File No. 270-003
European Commission is world's largest public investor in nanotechnology
欧州連合(EU): 欧州委員会研究総局:
Research DG;
2007年 9月13日
欧州委員会は、9月13日、2005年のナノテクノロジーに関するアクションプランの実施報告書を発表した。 第6次研究フレームワーク・プログラム(FP6:2002年〜2006年)により、ナノテクノロジーに関する550件のプロジェクトに対して14億ユーロが支出され、これは欧州の同分野に対する公的助成の3分の1を占める。支援対象としては、基礎及び開発研究、人的資源、ナノテク研究のための研究施設、安全及びコミュニケーションなどが優先ターゲットであった。
産業界からの積極的なプロジェクト参加にもかかわらず、中小を含む企業におけるイノベーション創出、特許出願及びスピン・オフ企業、標準化、民間投資の面では、日米に遅れをとっている。
そのため、欧州委員会は、第7次研究フレームワーク・プログラム(FP7)を通じて、ナノテク及びナノサイエンスに対する助成を大幅に増額させる予定であり、FP6における平均年間助成額の2倍以上を支援する予定。
一方、ナノテクの成功裏の発展には、統一された責任あるアプローチが不可欠との認識の下、倫理面での社会との対話を推進するため、欧州委員会はNGOを中心に公の討論を行っている。これにより、責任あるナノテク研究のための行動規範に関するオープン・コンサルテーションが開始され、本年末までに欧州委員会に対する提案が行われる予定。
また、安全性の面では、ナノ粒子の健康及び環境影響可能性についての研究が、加盟国及び国連、OECD、ISOとともに行われている。これまで2800万ユーロの助成を受けている安全性に関する研究に加え、全てのナノテク研究プロジェクトは、倫理及び安全性評価を構成要素として有している。
欧州委員会は、現在、既存の規則が適切に健康、安全性、環境リスクに対応しているかどうか見極めるため、規則の見直しを行っている他、政策決定者にナノテクの科学的、市場的発展に関するダイナミックな評価を提供するため、観測所の設立に着手した。
[文責:パリ事務所]
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