[本文]

国・地域名:
オランダ
元記事の言語:
英語
公開機関:
オランダ科学研究機構(NWO)
元記事公開日:
2013/11/14
抄訳記事公開日:
2013/12/20

サイバー・セキュリティ研究に600万ユーロ超を投入

Government and NWO invest more than 6 million euros in cyber security research

本文:

オランダ科学研究機構(NWO)の2013年11月14日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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内務・王国政務省、防衛省、経済・農業・イノベーション省(Ministry of Economic Affairs)、財務省、社会基盤・環境省、および安全保障・法務省(経済省が調整役)、ならびにオランダ科学研究機構(NWOの物理科学部門(Physical Sciences)が指揮)は、サイバー・セキュリティの研究に対して第2回目の資金提供を行うため、共同で計640万ユーロの資金調達を行った。

経済における優先分野の政策の枠組みに基づき、NWO理事会(governing board)、および物理科学(EW)、社会科学(MaGW)のNOWの各部門、ならびに技術基金(STW)は、合わせて350万ユーロを拠出することを約束した。前述の6つの省がこれに追加して290万ユーロを資金提供する。研究の募集実施については、NWOの物理科学部門とオランダ イノベーション機構(NL Agency)が共同で責任を負う。

2012年に開始されたサイバー・セキュリティ研究に対する第1回目の資金供与では、9件の長期研究プロジェクトと、SBIR(中小企業革新技術制度)に基づく8件のプロジェクトが採択されている。第2回目となるサイバー・セキュリティ研究に対する今回の資金供与は、国家サイバー・セキュリティ戦略(National Cyber Security Strategy:NCSS2)を支援するものであり、短期、長期双方の研究、ならびに研究者、産業界、政府の間における知識インフラの創出を支援することになる。

[JSTパリ事務所]