[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2014/04/24
抄訳記事公開日:
2014/05/26

エラスムス・プラスプログラム

Perspektiven für Europas Jugendliche

本文:

Erasmus +のスタートを祝う式典がベルリンで行われた。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略以下のような報道発表を行った。

EUのErasmus +(エラスムス・プラス:Eurpean Regio Action Scheme for the Mobility of University Students)は、欧州全域の教育システムの発展に寄与すべきものである。一般教育、職業教育、スポーツに関するこのプログラムの期間は7年、予算は総額約148億ユーロとなっている。

ヴァンカBMBF大臣はエラスムス・プラスとその前身プログラムを「欧州のサクセス・ストーリー」と表現し、「人々の架け橋となり、教育の領域を越えた働きをしている」と語った。「財政面での改善により、若者たちは自己を啓発し、重要な職業能力を身に着けるための他に類を見ないチャンスを手にすることとなる。これは若年層の失業を防ぎ、欧州の青年たちに将来展望を創り出すものである」と続けた。

シュヴェズィッヒ連邦家庭老人婦人青少年省(BMFSFJ)大臣は、「多くの学生は外国で経験を積み、教育を受けたいと望んでいる。エラスムス・プラスは、これまで留学を考えられなかったような層にまでプログラム参加の検討を促すことができるようになる。ドイツの青少年政策も、このようなEUのプログラムが刺激となるだろう。国際交流は外国を理解する一助となる」と語った。

エラスムス・プラスは生涯学習プログラム(2007-2013)を引き継いで、これまでの公式、非公式のEU教育プログラムを結集するもの。「青少年行動計画(Youth in Action)」プログラムもこれに統合される。欧州の生徒、学生、訓練生、教員など400万人強が2020年までに、学習を目的とした外国滞在のため奨学金を受ける。ドイツではこの全プログラム期間に推定で学生275,000人、職業訓練生15万人、その他の青少年13万人が対象となると見られる。また更にこのプログラムは、大学と企業の間の交流も助成を行う。

[DW編集局]