[本文]

国・地域名:
アイルランド
元記事の言語:
英語
公開機関:
アイルランド産業貿易雇用省
元記事公開日:
2014/10/20
抄訳記事公開日:
2014/11/10

アイルランド科学財団(SFI)研究センター新設のため、2億4,500万ユーロを投資

€245 Million To Be Invested In Five New World-Class SFI Research Centres In Ireland

本文:

アイルランド産業貿易雇用省の2014年10月20日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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リチャード・ブルートン雇用・産業・技術相とダミアン・イングリッシュ技術・研究・イノベーション担当大臣が、アイルランドに世界レベルのアイルランド科学財団(SFI)研究センターを5カ所新設するため、政府と産業界が2億4,500万ユーロの資金を提供することを発表した。

このうち1億5,500万ユーロが雇用・産業・技術省から、産業部門からは現金9,000万ユーロおよび現物出資が拠出され、SFIの研究センター・プログラム(Research Centres Programme)を通じて提供される。今後2014年から2020年の6年間にわたり、アイルランドの雇用創出に中心的な役割を果たす、経済上重要な新興部門の最先端研究が支援される。

SFIの5カ所の研究センターは、多国籍企業から中小企業まで多岐にわたる産業部門のパートナーとともに、165件を超える産学連携研究に従事する。これらのパートナーの中には、インテル、グーグル、マイクロソフト、Medtronic Vascular Galway Ltd.、ザイリンクス、ファーウェイ(華為技術)等も含まれている。

今回新たに決まった資金は、産業界や企業のニーズ、雇用機会、および社会目標に合致する国家的重要分野に対して競争的に提供される。新設される5カ所のSFI研究センターは、次の通り。

‒ デジタル化の一層の効率化・普及促進を研究するADAPT センター
‒ 将来のネットワーク&通信のためのCONNECTセンター(CONNECT Centre for Future Networks & Communications)
‒ 医療機器の研究のためのCÚRAMセンター(CÚRAN Centre for Research in Medical Devices)
‒ 応用地球科学研究のためのiCRAGセンター(iCRAG Centre for Research in Applied Geosciences)
‒ LEROアイルランド・ソフトウェア・ エンジニアリング 研究センター

[JSTパリ事務所]