[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2014/10/16
抄訳記事公開日:
2015/01/26

中国地球観測衛星システムを構築し、応用の黄金期を迎える

中国遥感卫星将形成立体网络 应用进入黄金期

本文:

2014年10月16日付の「中国科学報」ネット版は、「中国地球観測衛星システムを構築し、応用の黄金期を迎える」と報じた、本記事ではその概要をまとめる。

9月22日、中国政府は、ニューヨーク国連本部に世界初、地球マップデータ(精度30メートル)を寄付した。これは、中国の地球観測技術(リモートセンシング)がすでに世界の先頭に立っていることをアピールしている。

近年、科学衛星の打ち上げの成功と幅広い応用に従って、中国は、リモートセンシング大国へ踏み出し、リモートセンシング応用は黄金期に迎える。リモートセンシング技術は、中国の国土モニタリング、環境モニタリング、交通などいろいろな業界にも応用し、人々の生活環境の改善に繋がっている。

国家測量地理情報局*十以上の関連部門と連携し、2010年から、地球マップに関する研究プロジェクトを実施し、2000年と2010年の二つの時点の地球マップデータ製品(精度30メートル)の開発を完成し、世界初の高精度情報サービスプラットフォームを構築している。

地球観測データは気候、資源、環境、生態等様々の分野の基礎データとして、自然資源環境に対する把握と認識、環境変動へのと対応、持続可能な発展計画の策定等に重要な役割を果たしている。

中国は、更に航空観測システム、地上観測システムと応用システムの構築を推進し、立体的ネットワークを形成している。2020年までに、中国は空間分解能、時間分解能及びスペクトル分解能の高い地球観測システムの構築を目指している。

*National Administration of Surveying, Mapping and Geoinformation of China

[JST北京事務所]