[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2015/03/31
抄訳記事公開日:
2015/05/21

中国科学技術館、「アジレント・テクノロジー社」と協力関係構築へ

2015年“安捷伦科技节”在京开幕

本文:

2015年3月31日付の「中国科学報」ネット版は、「中国科学技術館、アジレント・テクノロジー社と協力関係構築へ」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

3月31日、「2015アジレント·デクノロジー・デー」の開幕式で、アジレント・テクノロジーのCEOであるMike McMullen氏は中国科学技術館に「青少年科学技術教育基金」を寄付した。Mike McMullen氏は、「長期的に見れば、青少年のイノベーション能力の育成は、中国経済のモデル転換及びグレードアップにとって非常に重要である。『アジレント·デクノロジー·デー』の開催及びイノベーション基金の設立が中国のイノベーションの向上と科学分野における研究力の強化に重要な役割を果たす」と表明した。

双方の協力の重要な一部として、今回の「2015アジレント·デクノロジー·デー」の「未来科学技術フォーラム」では、ライフサイエンス、環境保護、食品安全、臨床研究等各分野の専門家は未来科学技術について討議を行った。

中国科学技術館の鄭浩峻副館長は、「長期に渡り、中国科学技術館及び科学普及事業に対するアジレント・テクノロジーからの支持に深く感謝の意を表す。アジレント・テクノロジーからの寄付金は青少年科学技術教育のイノベーションプロジェクトとして使っている。我々は有効にに資金を運用し、効果を最大化する」と述べた。

注1: アジレント・テクノロジー(Agilent Technologies)社は、化学分析機器や電気・電子計測機器の開発・製造・販売・サポートを行う、業界最大手の企業。本社はアメリカ合衆国カリフォルニア州サンタクララ市。
注2:中国科学技術館は国立の科学技術館であり、科学や教育をもととして経済発展の実施、科学知識の普及、国民の科学的素養の向上を目的とした大型社会科学教育施設で、主な役割は展示、研修、実験である。全館占有面積は5.8ヘクタール、総建築面積は6.5万㎡。1988年に建設された2万㎡の一期プロジェクト部分が一般に開放され、2000年には2.2万㎡の新ホールが一般に開放された。

[JST北京事務所]