[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
元記事公開日:
2015/04/28
抄訳記事公開日:
2015/05/21

「サービス4.0」‐デジタル化によって未来に対応できるサービスを

Dienstleistungen 4.0“- Mit Digitalisierung Dienstleistungen zukunfsfähig machen

本文:

連邦経済省において「サービス経済におけるデジタル化のポテンシャルと重要課題」についての会議が開催された。これに関して連邦経済エネルギー省(BMWi)は概略下記のような報道発表を行った。

連邦経済エネルギー省マハニッヒ次官、ヴァンスレーベン ドイツ商工会議所(DIHK)会頭、シュレーダーver.di連邦理事が「サービス経済におけるデジタル化のポテンシャルと重要課題」と題する会議を開催した。この三者共同開催によるこの会議には企業家、諸団体、労働組合、サービス経済のその他組織等の代表者約250人が参加し、新しい展開及び動向に取り組んだ。

マハニッヒ次官談:「デジタル化の進展はサービス経済を根底から変化させる。新しいビジネスモデルが生まれ、労働も変化する。ドイツにおけるサービス経済もこのデジタル開発において最先端を走り続けることが極めて重要である。サービス経済は新しい展開に反応するだけでなく、先駆者としてデジタル開発のチャンスを積極的に利用しなければならない。その目標は、サービス経済をデジタルバリューチェーンにより強く組み込んでいくことである。“インダストリー 4.0“ だけでなく、“サービス4.0“も世界レベルの質を約束するものでなければならない」

ヴァンスレーベン(DIHK)会頭は基調講演の中で次のように強調:「デジタル化はサービス経済において著しい構造変化を誘発している。インターネットをベースとしたサービス、いわゆる「スマート・サービス」はドイツ経済の今後の競争力にとって決定的なものである。このため企業はデジタル技術に精通し、よく教育訓練され、優れた資格を有する従業員に投資する。我々は特に強力な広帯域ネットワークをも必要としており、これによって新しいサービスをどこでも得ることができる。政策によって必要な前提条件を整備しなければならない。即ち、連邦政府のデジタル・アジェンダを真剣に実行しなければならない」

デジタル化の多様な重要課題を前に、BMWi、DIHK、ver.diは共同声明の中で重要措置及びステップを取り決めた。DIHKとver.diはデジタル化の実際的なテーマに関する催しのため彼らの連邦レベルのネットワークを利用することを約束した。一連の“BMWi-Science Dating“の催し によって企業及び研究機関のネットワーク化及び情報交換が改善されなければならない。

サービス経済に関する重要なデジタル化問題はデジタル・アジェンダ及びITサミット・プロセスの枠組みの中でより強く取り上げなければならない。既存の企業と同様に個々の分野及びテーマ別ワークショップのスタート・アップ企業も自身をネットワーク化し、その専門的見解を提示できるようにすべきである

[DW編集局]