[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
報道センター
元記事公開日:
2015/11/05
抄訳記事公開日:
2015/12/09

76億ユーロで主要交通プロジェクトを後押し

€7.6 BILLION OF EUROPEAN INVESTMENT TO SUPPORT KEY TRANSPORT PROJECTS

本文:

2015年11月5日付の欧州委員会(EC)による主要交通プロジェクト投資に関する発表記事の概要は以下の通りである。

チームユンカーが就任2年目に入るにつれ、ECは欧州における投資を促す更なる措置を講じるために本日、欧州接続ファシリティー(Connecting Europe Facility, CEF)の第二次提案募集を行う。これには主要交通プロジェクトを賄うための76億ユーロ以上の資金が配分され、内65億ユーロは結束基金を利用可能な加盟国に、これら加盟国の欧州内市場への統合を更に円滑にする目的で割り当てられる。2014年11月にECにより発表された投資計画、取り分け新たな欧州戦略投資基金(EFSI)と共に、CEFはジャン=クロード・ユンカーEC委員長の優先課題である欧州の成長と雇用創出を促進する目的で欧州の投資ギャップの解消に努める。

デジタル単一市場(DSM)等ECの他の優先事項との相乗効果を生み出すために、本年の提案募集はイノベーティブな交通に特別に重点を置いている。一般枠(11億ユーロ、28の加盟国すべてに開放)の下で実行しようとするプロジェクトはインテリジェント交通システム又は交通管理システムに関するものであり、ERTMS(鉄道)、SESAR(航空)、RIS(水上)等を包含する。「結束」枠(65億ユーロ、15の加盟国で利用可能)はこれらの優先事項に鉄道や内陸部の水路などの持続可能な交通手段の主要なインフラプロジェクトを追加するものである。これはECの優先課題である、将来を見据えた気象政策を伴うエネルギー連合の創設の本質的な部分を成す。

プロジェクトは競争的に選ばれ、マッチングファンドの形で支援を受ける事が出来る。応募者は提案書を2016年2月16日までに提出する事。結果は2016年夏までに発表される。

[DW編集局]