[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)
元記事公開日:
2015/10/12
抄訳記事公開日:
2015/12/18

キャメル・レアード造船所が2億ポンドの極地研究調査船の建造を落札

Merseyside beats global competition to build £200 million polar research ship

本文:

ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)の2015年10月12日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

英国政府は2015年10月12日、気候・海洋研究の最前線にいる英国の確たる地位を維持するため、最新鋭の極地研究調査船の建造を2億ポンドでバーケンヘッドのキャメル・レアード造船所が落札した旨発表した。この決定は、英国、欧州、極東地域にある企業からの入札による12ヶ月間の競争入札プロセスを経た結果である。プロジェクトの落札により、雇用と研修が確保され、マージーサイド州に大きな経済発展がもたらされることになる。

キャメル・レアード造船所は2016年秋に工事を開始する。次世代極地研究調査船は運用に間に合うよう2019年までには引き渡される予定である。

新しい極地研究調査船は、南極圏及び北極圏の双方で運用され、最大60日間の氷海航行に耐えられ、科学者はより多くの観測やデータを収集することができるようになる。これは、ヘリ用のデッキを備えた英国で建造される初の極地研究調査船で、極地海域で稼動する洋上研究室としては最も高機能なものの一つとなる。

新しく建造される極地研究調査船は、英国南極観測局(BAS)によって運用され、英国の科学界全体で使用することができ、ポスドクの研修にも利用される。

[DW編集局]