[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
科学技術部(MOST)のホームページ
元記事公開日:
2016/02/06
抄訳記事公開日:
2016/03/30

北京マテリアルズ・ゲノム・エンジニアリング・イノベーション連盟が創設

北京材料基因工程创新联盟成立仪式暨第一次全体会员大会在中科院物理所举行

本文:

2016年2月6日付の「科学技術部」ネットは、北京マテリアルズ・ゲノム・エンジニアリング・イノベーション連盟(コンソーシアム)が創設されたと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

北京マテリアルズ・ゲノム・エンジニアリング・イノベーション連盟の設立式典及び第1回全体会員大会が2016年1月28日、中国科学院(CAS)物理所で開催された。中国科学技術部(MOST)ハイテク発展と産業化司の曹国英副司長、基礎研究司の崔拓副司長、中国科学院(CAS)フロンティア科学及び教育局の黄敏副局長、中国国家自然科学基金委員会(NSFC)数学物理科学部、中国科学院重大科学技術任務局、北京新材料発展センター等の関連指導者が会議に出席し、業務を指導した。中国科学院化学所の朱道本院士(アカデミー会員)、清華大学の王崇愚院士、中国鋼研科学技術集団の王海舟院士、中国科学院物理所の陳立泉院士、北京科学技術大学の謝建新院士たちが会議に出席し、同連盟の発展に対して貴重な意見とアドバイスを提供した。中国科学院物理所の汪衛華院士が同会議の司会者を担当した。

同連盟は中国科学院物理研究所と北京科技大学によって共同創設された。創設の主旨は関連分野において優位性を有する大学、科学研究院(所)及び企業が、マテリアルズ・ゲノムに関する研究を行い、北京引いては全国における新材料の研究開発プロセスを加速し、開発周期及びコストを半減させ、新材料の産業体系を構築・完備し、製造業を振興させ、イノベーション駆動型発展戦略の実施を支援することである。同連盟はマテリアルズ・ゲノム研究において優位性を持つ大学、科学研究院(所)及び企業を集め、計36の機構によって構成されている。

会議において、中国科学院物理所、北京科技大学、北京新材料発展センター、寧徳時代新エネルギー科技公司、清華大学、北京大学、北京航空航天大学、中国鋼研科技集団有限公司、中国科学院計算機ネットワーク情報センター、北京工業大学が常務理事に選出された。中国科学院物理所が理事長に任命され、北京科技大学、北京新材料発展センター、寧徳時代新エネルギー科技公司が副理事長に任命され、孟勝研究員が事務総長に任命された。陳立泉院士(アカデミー会員)、謝建新院士が連盟栄誉理事長に選出され、朱道本院士、王崇愚院士、屠海令院士が連盟顧問に選出された。王崇愚院士、王海舟院士等が会議に出席し、学術報告を行った。

同会議は連盟の発展問題について深く討論し、会議の出席者が連盟の成立を高く評価した。マテリアルズ・ゲノムの研究開発及び応用が、連盟メンバーの努力と良好なメカニズムによって推進され、中国のマテリアルズ・ゲノム・プロジェクトの実施に貢献することを希望している。

[JST北京事務所]