2019年8月6日付軍事装備総局（DGA）の標記発表の概要は以下のとおり。

DGAは6月6日に「デジタル基盤」管理ユニット（UM SNum）を創設した。DGAの作戦本部に所属するそのミッションは、安全かつ革新的な軍事省のデジタル基盤を開発することにある。

DGAの10番目の管理ユニットとしての UM SNum は、何よりもまず堅牢性とサイバーセキュリティを必要とする軍事省のデジタル・システムの効率性を保証する。

「デジタル基盤」には、インフラおよびサービスネットワークなどの技術インフラ、データ・アプリケーションのホスティング機能、データ処理およびデータの技術移転、アプリケーション間交信やゲートウェイのサポートプラットフォーム、ユーザに対する共通サービス、管理およびセキュリティ用ツール、が含まれる。

DGAの各部局および防衛統合情報システム基盤ネットワーク局（DIRISI）の会合に端を発した UM SNum は、自らが管轄する設計・開発業務と DIRISIが提供するデジタル・ツールおよびサービスの展開・活用業務との間の全体的な一貫性の構築を担当する。

すでにいくつかの運用プロジェクトがロードマップに記載されている。その中には Intradef （軍事省の内部ネットワークで、数千台のサーバーと数十万台のワークステーションを擁する）、省内機密管理イントラ、クラウドへの移行、人工知能やビッグデータ等の画期的技術の取り込みの刷新などが含まれる。

[DW編集局+JSTパリ事務所]