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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 科学・イノベーション・技術省(DSIT)、Peter Kyle大臣
- 元記事公開日:
- 2025/07/01
- 抄訳記事公開日:
- 2025/07/31
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規制イノベ局、規制整備を通じフィンテックの支援に注力 デジタル規制協力フォーラムと連携し新ツール導入へ
- 本文:
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(2025年7月1日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)、Peter Kyle大臣の標記発表の概要は以下のとおり)
英国政府は2025年7月1日、フィンテックやその他のデジタル企業が複雑な規制を適正に遵守できるよう、規制イノベーション局(Regulatory Innovation Office:RIO)の支援による新たなツールを通じた支援強化を発表した。
フィンテックを含むあらゆる分野のイノベーターは、新興企業から成長企業に至るまで、自らの業界における複雑な規制の理解に際してしばしば困難に直面している。コンプライアンス専門の人員を持たない中小企業は特に厳しい状況に置かれており、新ツールの導入により、こうした企業の成長が加速され、英国経済を支える中小企業の支援につながることが期待される。
RIOは、デジタル規制協力フォーラム(Digital Regulation Cooperation Forum:DRCF)[編集局注:2020年に自発的に発足した、政府のデジタル規制関連の当局が参画する協議体]と連携し、規制や政策へのアクセスをより迅速・明確・容易にするためのスマートツールの開発を支援している。その一環として、デジタル政策や規制情報への「ワンストップ」アクセスを可能とする統合デジタルライブラリの構築も検討されており、企業が成長とイノベーションに集中できる環境の整備が図られている。
フィンテック企業は、金融詐欺対策や銀行サービスへのアクセス向上に加え、人々がより容易に貯蓄、借入、投資を行えるように支援するなど、社会的課題の解決において最前線に立っている。AIのような技術の活用は、このセクターに大きな機会をもたらしている。
[DW編集局]