[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー省(DOE)
元記事公開日:
2025/07/16
抄訳記事公開日:
2025/08/18

DOE、濃縮ウランの外国依存脱却に向け先進的原子炉用燃料ライン整備を開始

Energy Department Announces Pilot Program to Build Advanced U.S. Nuclear Fuel Lines and End Foreign Dependence

本文:

(2025年7月16日付、エネルギー省(Department of Energy: DOE)の標記発表の概要は以下のとおり)

DOEは、先進的原子炉の開発加速と国内核燃料のサプライチェーン強化を目的とした新たなパイロットプログラムの開始を正式に発表した。本プログラムでは、DOE認可手続きを通じて核燃料生産ラインの構築・運営を担う米国企業を公募しており、これにより米国の濃縮ウランおよび重要材料の外国依存からの脱却を目指すとともに、原子力分野における民間投資の促進を図る。

現在、米国の核燃料の国内資源は将来的な需要に対応しきれていないため、DOEはこれらの試験を迅速化する権限を活用し、核燃料生産ラインの開発を開始して国内生産基盤の再構築を目指す。

本施策は、原子炉試験の改革および国家安全保障目的の原子炉技術の展開と、次世代原子炉の試験に必要な国内核燃料のサプライチェーンの確立を狙いとしている。クリス・ライトDOE長官は、米国が原子力開発の世界的リーダーとなるためには、安定した国内サプライチェーンが不可欠であり、真の原子力再興の実現に向けた重要な一歩であると述べた。また、トランプ政権は規制強化ではなくイノベーションの加速を目指しており、民間セクターとの連携を最大限に活用して、新型原子炉設計の安全な燃料供給と試験を推進し、米国の消費者により信頼性が高く手頃なエネルギーをもたらすと強調した。

応募企業は、先進核燃料ラインの建設、運用、廃止にかかる全費用および核燃料物質の調達費用を自己負担する。選定基準は技術成熟度、具体的な燃料製造計画の有無、財務の健全性などが含まれる。先進核燃料ラインは研究・開発・実証用途を目的とするが、DOE認可を得ることで民間資金調達を促進し、将来的な商業ライセンス申請を加速する効果も期待されている。

応募は2025年8月15日が初回締切で、その後も随時受け付ける。

[DW編集局]