[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2025/07/30
抄訳記事公開日:
2025/08/27

NSF、独SPRINDと重要鉱物分野で共同プログラム開始

NSF-SPRIND joint effort kicks off with the launch of critical minerals challenge in Germany, U.S.-based effort to follow

本文:

(2025年7月30日付、国立科学財団(National Science Foundation:NSF)の標記発表の概要は以下のとおり)

NSFは、ドイツの飛躍的イノベーション機構(SPRIND)との共同プログラムの始動を発表し、その第一弾としてSPRINDが開始した「テック・メタル・トランスフォーメーション」チャレンジを高く評価した。本チャレンジは、複雑な廃棄物ストリームから金属や重要材料を回収することを目指すものである。NSFはこれに対応する「テック・メタル・トランスフォーメーション」プログラムを今後数カ月以内に開始する予定である。NSFの技術・イノベーション・パートナーシップ局(TIP)が同プログラムを推進する。

この米独連携は、重要・新興技術分野における破壊的イノベーションの加速を目的として2024年に締結されたNSF-SPRINDパートナーシップを基盤としており、両大陸における戦略的技術基盤の強化を図るものである。現在、米国は多くの先端産業に不可欠な金属・鉱物の国内供給網が脆弱であり、安定的かつ持続可能な確保が急務とされている。

本取り組みでは、廃製品や使用済み資源に含まれる金属を再抽出・再利用する革新的な手法に焦点を当て、使用済み資源中の金属を製品へと変換するエンドツーエンド・プロトタイプの開発が推進される。

[DW編集局]