[本文]
-
- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- フラウンホーファー協会(FhG)
- 元記事公開日:
- 2025/07/31
- 抄訳記事公開日:
- 2025/08/27
-
フラウンホーファー協会、連邦政府のハイテク・アジェンダを支持:技術的主権と競争力強化へ戦略的鍵技術に注力
- 本文:
-
(2025年7月31日付、フラウンホーファー協会(FhG)の標記発表の概要は以下のとおり)
連邦政府は7月30日、ハイテク・アジェンダ(Hightech Agenda Deutschland)を閣議決定した。これはドイツの技術主権と経済競争力を強化するための重要な一歩であり、焦点を絞ったイノベーション政策の基盤となる。フラウンホーファー協会は、このアジェンダ自体と、このアジェンダが研究と経済の両面でドイツの発展を促す点を歓迎している。
「連邦政府はハイテク・アジェンダにより、世界的な技術競争の中でドイツのイノベーション力と主権を強化するための正しい方向性を示した。とりわけ、中堅企業(Mittelstand)を経済の中核として特別な役割を担わせている点を高く評価する。ドイツがあらゆる分野で世界のトップに立つことは不可能であり、人工知能、マイクロエレクトロニクス、バイオテクノロジーといった戦略的な鍵となる技術の強化を図る方針は正しい。さらに、技術移転プロジェクト、実証実験(リアルラボ)、官民パートナーシップ、計算能力の拡充、データエコシステムの整備などを通じ、これらの技術が中堅企業にも普及するよう確保することは、技術的主権の確立、国外への経済的依存の低減、国際的競争力の維持に不可欠である。
フラウンホーファー協会は応用志向の先端研究、地域のイノベーションパートナーシップ、実用化を目指した技術移転を通じて、ハイテク・アジェンダを全力で支援する。その基盤として、卓越したエンジニアリング能力と高度に発達した科学システムがある。経済界と政治の連携により、ドイツを世界有数の技術拠点として強化し、長期的にその地位を確保できる。新連邦政府によるハイテク・アジェンダの迅速な策定と実施は、ドイツの将来への前向きな兆しである。」と、フラウンホーファー協会会長ハンゼルカ(Prof. Holger Hanselka)教授は語る。
研究・技術移転担当理事ヘフナー(Prof. Constantin Häfner)教授も、「ハイテク・アジェンダは、ムーンショット的テーマを掲げたことで将来への方向性を定めている。私たちは産業界の現場ニーズを熟知しており、応用指向の先端研究を通じて、急速なイノベーションサイクルにドイツ経済を適合させていくことができる。」と述べている。
[DW編集局]