[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
連邦研究技術宇宙省(BMFTR)
元記事公開日:
2025/08/13
抄訳記事公開日:
2025/09/09

ベアBMFTR大臣就任100日:イノベーション、競争力、繁栄への加速

100 Tage BMFTR: Tempo für Innovation, Wettbewerbsfähigkeit und Wohlstand

本文:

(2025年8月13日付、連邦研究技術宇宙省(BMFTR)の標記発表の概要は以下のとおり)

5月6日に就任し8月13日に就任100日目を迎えたベア大臣がこの期間を振り返る。大臣の目的は、ドイツの競争力を高め、強いドイツ経済を築き、社会の繁栄と進歩につなげるため、実用化を重視した研究を推進することである。メイド・イン・ジャーマニー(Made in Germany)が21世紀にも世界最高水準であり続けるため、BMFTRはこの100日間で主要政策を始動させた。

▽ハイテク・アジェンダによるイノベーションの加速
7月30日、連邦政府は新たな研究・技術政策の出発点となるハイテク・アジェンダ(Hightech Agenda Deutschland)を閣議決定した。ドイツの経済力強化、新たな雇用の創出、自立性の向上を目指し、人工知能(AI)、量子技術、マイクロエレクトロニクス、バイオテクノロジー、核融合と気候中立エネルギー生産、気候中立モビリティのための技術という6分野の研究開発を重点化する。

▽1,000 Heads + Program ― グローバル・マインズ・イニシアチブ・ジャーマニー
7月28日、大臣は国際的なトップ人材に明確なシグナルを送った。信頼性があり、成果志向で、憲法に基づく学問の自由下で活動する卓越した人材を歓迎する。このプログラムは、フンボルト財団(AvH)およびドイツ研究振興協会(DFG)の実績あるプログラムを基盤とし、人材獲得・定着にはドイツ学術交流会が支援する。

▽Horizon Europe ― 独立した欧州連合(EU)の研究プログラム
ベア大臣は、Horizon EuropeがEUの独立した研究枠組みプログラムとして維持されるよう繰り返し主張し、スペインのダイアナ・モラント大臣とともに欧州委員会(EC)のスタートアップ・研究・イノベーション担当のエカテリーナ・ザハリエワ担当委員に書簡を送った。これに多くの加盟国が賛同した。これを受けECは7月16日、次期EU研究・イノベーション枠組みプログラム案を独立した法令案として公表した。

▽国際競争力強化のための国家的優先度決定手続き
これは、先端的な研究インフラ(最先端の研究所、加速器、研究衛星など)に対する長期的投資判断のための仕組みである。BMFTRは新たに透明性ある優先度決定手続きを導入し、最も有望な研究計画を特定する。第1回評価では32件を審査し、9件をショートリストとして優先的に進めることを7月8日に科学審議会と共同で公表した。資源を科学・経済・社会への便益が特に大きい領域に集中させる狙いである。

▽ドイツと世界との協力
ベア大臣は最初の100日間で、現在および将来のBMFTRパートナーとの交流を強化するため、ベルリン、コペンハーゲン、ブリュッセル、東京を訪問した。さらに意思決定者、宇宙飛行士、ノーベル賞受賞者、経済界のトップ、若手人材(ユース科学コンテストの優勝者からポスドクまで)と意見交換を重ね、ネットワークとBMFTRへの関心を広げている。

[DW編集局]