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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- エネルギー高等研究計画局(ARPA-E)
- 元記事公開日:
- 2025/08/25
- 抄訳記事公開日:
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ARPA-E、重要鉱物の確保と磁石製造の強化に6,000万ドルの拠出を発表
- 本文:
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(2025年8月25日付、エネルギー高等研究計画局(ARPA-E)の標記発表の概要は以下のとおり)
ARPA-Eは本日、米国の重要鉱物のサプライチェーンを確保・拡大し、国内の磁石製造を強化し、外国が管理するサプライチェーンへの依存を低減するための2つの新技術プログラムに最大6,000万ドルの資金を提供すると発表した。これは、トランプ大統領の大統領令「米国の鉱物生産を増やすための即時措置」を踏まえた、米国のエネルギーに不可欠な重要材料を確保するためのDOEの継続的な取り組みに基づくものである。
第1のプログラム「キーストーン・センシングによる信頼性の高い鉱石特性評価(ROCKS)」は鉱床評価の期間を数年から数か月に短縮することを目指すもので、高度な掘削、センシング、および分析技術の開発に最大4,000万ドルを提供する。第2のプログラム「新規イノベーションと戦術的成果を生み出す磁気加速(MAGNITO)」は、人工知能(AI)、機械学習、ハイスループット実験を活用して、新しい化学組成と微細構造を持つ革新的磁性材料を開発するプロジェクトに最大2,000万ドルを提供する。
ROCKSとMAGNITOは、重要鉱物分野におけるARPA-Eの研究開発プログラムのポートフォリオを拡大するものである。既存のプログラムには、REACT(重要鉱物に代わる費用対効果の高い代替材料の開発)、MINER(より効果的な抽出技術の推進)、RECOVER(産業廃水から鉱物を回収する技術の開発)が含まれる。RECOVERは今秋初めにプロジェクト選定の発表を予定している。
[DW編集局]