2014年04月30日付の「中国科学報」ネット版は、中国人科学者が単一細胞の全トランスクリプトーム解析の新技術を開発したと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

4月29日、北京大学バイオダイナミック光学イメージングセンターの黄岩誼、湯富酬課題チームは、『米国科学アカデミー紀要』（PNAS）に「Microfluidic single-cell whole-transcriptome sequencing」と題する論文を発表した。

当該研究はマイクロフルイディクス技術を利用し、単一細胞の異質性を明らかにし、単一細胞の全トランスクリプトーム解析の精度と信憑性を引き上げたという。また、同研究は中国科学技術部の973計画（国家重点基礎研究発展計画）、863計画（国家ハイテク研究発展計画）、中国国家自然科学基金委員会（NSFC）及び霍英東教育基金会の支援を得たものである。

[JST北京事務所]