[本文]

国・地域名:
チェコ共和国
元記事の言語:
英語
公開機関:
チェコ共和国政府
元記事公開日:
2014/07/10
抄訳記事公開日:
2014/08/28

エネルギー安全保障に関する宣言を採択

The representatives of the Danube Region Strategy adopted a declaration on energy security in Prague

本文:

チェコ共和国政府の2014年7 月10日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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EUのドナウ川流域戦略(Danube Region Strategy)に加盟する各国の代表が、プラハで行われた“持続可能なエネルギー”に向けた運営委員会の会合に参集し、ドナウ川流域におけるエネルギー問題について議論を交わした。各国代表らは、エネルギー安全保障問題に関する共同宣言に署名を行った。

各国代表らは、議論の中でガス・システムのより適切な相互接続や電力グリッドの効率的な相互接続など、この地域のエネルギー・インフラの強化を優先すべきという点で合意した。運営委員会のメンバーも、欧州において十分な機能を備えたエネルギー市場の創設を完了させる必要性を強調した。

EUドナウ川流域戦略
2011年にドナウ川流域の広域戦略として欧州委員会により署名されたものであり、EUのメンバー国9カ国を含む14カ国が参加している。この戦略では、流域における共通課題を、エネルギー、モビリティ、環境保護、生物多様性、水質、競合といった12の優先分野分けて取組み、各優先分野は少なくとも2カ国(優先分野コーディネーター)により管理される。

[JSTパリ事務所]