[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防科学技術研究所(Dstl)
元記事公開日:
2014/10/20
抄訳記事公開日:
2014/12/02

合成生物学の国防応用に400万ポンドのファンディング

£4 million funding available for synthetic biology applications in defence

本文:

国防科学技術研究所(Defence Science and Technology Laboratory: Dstl)の2014年10月20日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

Dstl傘下の国防企業センター(Centre for Defence Enterprise: CDE)は、国防・安全保障に対する合成生物学の革新的応用を期待して、国防に関するテーマ別コンペティション「合成生物学応用」にて合成生物学に対する機会を模索している。本コンペティションのファンディング総額は400万ポンドで、2段階に分割される。第1段階コンペティションのファンディング額は100万ポンド相当である。第2段階ファンディングでは、第1段階で助成を受けたプロジェクトのうち最も達成度の高い成果を出したプロジェクトのみが助成対象となる。その場合のファンディング額は最大300万ポンドである。

合成生物学は新興領域で、工学、生物科学、化学、情報技術など複数分野にまたがる研究領域である。生物学に基づく新規の部品、装置、システムの設計・立案のほか、既存の自然の生物システムを用途目的に応じて設計し直すことを目指している。英国の国防・安全保障が直面するより困難な幾つかの問題に対処できる可能性があり、軍や民間人の防御に新たな道を開くものである。

[DW編集局]