[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
共同研究センター(JRC)
元記事公開日:
2015/04/01
抄訳記事公開日:
2015/04/22

欧州のスマートグリッド:その展望と大規模な適用

Smart grids in Europe: outlook and large scale application

本文:

欧州委員会共同研究センター(JRC)の2015年4月1日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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2015年4月1日、欧州委員会共同研究センター(JRC)はスマートグリッドに関する2本の報告書を発表した。これらの報告書は、エネルギー連合が目標とする、持続可能で競争力のある、安価な価格で利用可能なエネルギーの安定的確保を達成するにあたってのスマートグリッド研究とイノベーションが果たす役割を考察している。

一つ目の報告書「2015年スマートグリッド・ラボ・インベントリー」は、欧州および海外のスマートグリッド・ラボに関する情報を集め発信する定期報告書の第一版となっており、調査対象のスマートグリッド・ラボには、施設整備のため平均100万ユーロ前後が投資されており、主に法人顧客や公共事業体、学術団体、政府機関等にサービス提供されていることが報告されている。

もう一方の報告書「ローマのスマートグリッド」では、スマートグリッド技術が収益性を保ちつつ大都市に拡大適用可能か否かが調査報告されている。その主旨は、民間投資家の視点および社会的観点からしても、スマートグリッド・プロジェクトをローマに拡大することの総合的な見通しが明るい、というものである。

[JSTパリ事務所]