[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防高等研究計画局(DARPA)
元記事公開日:
2015/05/14
抄訳記事公開日:
2015/07/03

“Robots4Us” 動画コンテストで5人の高校生が優勝

Five High School Students Win Robots4Us Video Contest – and a Trip to the DARPA Robotics Challenge Finals

本文:

2015年5月14日付の国防高等研究計画局(DARPA)による発表記事の概要は以下のとおりである。

DARPA主催のロボット工学の社会的影響に関する学生動画コンテストである“Robots4Us”において、米国の高校生が作成した5本の短い動画が動画コンテストの優勝作品に選ばれ、6月7日開催のロボット工学の未来に関する招待ワークショップで取り上げられる。このコンテストはDARPAが、ロボット工学が未来の社会にもたらす影響について学生による検討を促す目的で立ち上げた。

高校生の優勝者は6月5-6日にカリフォルニアのポモナで開催されるDARPA ロボット工学挑戦大会(DARPA Robotics Challenge, DRC)の決勝戦に招待された。彼らの動画はロボットが農学、医学から緊急対応にまでわたる広範囲な分野において従来に増して重要な役割を果たす将来を見越したものである。大会では世界中からロボット工学のトップ20以上の組織が、総額350万ドルの賞金の獲得を目指して競う。そこでは人道的支援並びに災害緊急事態対処作業で現在人間が行っている諸作業を特徴とした課題を、彼らが作り上げた最新のロボットがこなす事が出来るかに挑戦する。

高校生らは、2日目には「より良いロボットからより良い未来へ」と題したDARPAの1日ワークショップに参加する。このイベントはDRCの上位3チームが学んだ教訓、今後の国際ロボット工学の挑戦と活動の発表、そして産業界と政府の指導者達が提示する未来の社会にロボットがどの様に溶け込んで行ったらいいのかの道筋についてのビジョンを特徴とする。高校生は、彼らが作成した動画に関するパネル討論会に参加して、今後の検討課題に関する彼らのビジョンと見解を述べる。ワークショップはDARPAのユーチューブチャンネルで動画配信され、彼らのRobots4Us優勝ビデオも放映される。

DARPAは、多様なロボット工学技術と一緒に成長し、そして生活する初めての世代の声を聴くことを望んでいる。ロボットが社会にどの様な変化をもたらすのか、それに対する彼らの考えが未来を形成していく。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]