[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国民教育・高等教育・研究省(MENESR)
元記事公開日:
2015/10/07
抄訳記事公開日:
2015/11/25

ヴァルス首相の日本訪問: 日仏協力、イノベーション、大学間協力の多様化

Déplacement au Japon: coopération, innovation et diversification de la coopération universitaire

本文:

国民教育・高等教育・研究省の2015年10月7日付標記発表記事の概要は以下のとおり。

マニュエル・ヴァルス首相の日本訪問(10月2~5日)にはティエリ・マンドン高等教育・研究担当大臣も同行し、日仏の学術協力を演出し、京都で開催の「科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム」(STSフォーラム)への出席し、日仏イノベーション年の開幕、「フレンチテック東京(French Tech Tokyo)」の開会式に参加した。

この機会に複数の科学協力協定が締結された。国立保健医学研究所(INSERM)と聖路加国際大学との間のエボラ・ウィルス対策研究協定、国立科学研究センター(CNRS)と京都大学との間のイノベーション・研究成果利用に関する協定、国立宇宙研究センター(CNES)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)との間の協力協定などである。

首相に同行したマンドン大臣はSTSフォーラムの討議に参加し、そこで下村文部科学大臣(当時)や山口内閣府特命担当大臣(宇宙政策、当時)とそれぞれ会談し、イノベーション協力及び大学間協力の多様化に関して新たな道筋を開いた。

東京ではマンドン大臣は日本科学未来館で行われた日仏イノベーション年の開幕イベントに参加し、フランスの研究機関(CNRS、CNES、CEA、CEA Tech)の展示ブースを訪れ、さらに「フレンチテック東京」の発足イベントに出席した。

日本との科学協力関係はすでに非常に緊密であるが、極めて発展性のある強化・実現が今後も期待される。”Concert Japan”プロジェクト事務局をCNRSが受け入れるためのCNRS・JST間の次なる協定締結、極限環境下の材料に関する領域でのCNRS・リヨン大学・東北大学間の共同研究ユニットの新設、INSERMと日本医療研究開発機構(AMED)との協力強化、などが予定されている。

[DW編集局+JSTパリ事務所]