[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立研究機構(ANR)
元記事公開日:
2015/12/07
抄訳記事公開日:
2016/01/22

放射性廃棄物処理に関するイノベーション推進を目的とした第2次プロジェクト公募

L'ANR et l'Andra lancent la seconde édition de l’appel à projets pour encourager l’innovation sur les déchets radioactifs de démantèlement

本文:

国立研究機構(ANR)の2015年12月7日付け標記報道発表の概要は以下のとおり。

国立放射性廃棄物管理機構(ANDRA)とANRは2015年12月7日、将来への投資プログラムの支援を受けて、原子力施設解体による放射性廃棄物の管理に関する革新的なイニシアティブを支援するための第2次プロジェクト公募を開始した。

2015年7月発行のANDRAの調査によると、2020年以降に予定されている原子力施設解体による大量の廃棄物発生が確認できる。これら微量放射能廃棄物の量は2020年末には65万立方メートル、2030年末には110万立方メートルを占める。廃棄物の発生元とANDRAは現状から最適化計画に至るまでの取り組みを行っており、それらは発生源における廃棄物量の削減、特性の明確化・選別・最適パッキングに関する取り組みなどである。

このような状況を受けた今回のプロジェクト公募では、基礎研究でも産業研究でも新たなイニシアティブの喚起を目的としており、既存の技術やノウハウまたは別の応用領域で開発中の技術やノウハウを放射性廃棄物管理に導入推進することを狙っている。

なお、ANDRAはANRと協力して(将来への投資プログラムの支援を受けて)既に2014年12月に産業界(大企業、中小企業)及び大学研究室を対象に第1次プロジェクト公募を行っている。この公募では、応募プロジェクト29件の内12件が採択された。総額4000万ユーロの予算の内、将来への投資プログラムから1800万ユーロの支援を受ける。

[DW編集局+JSTパリ事務所]