国民教育・高等教育・研究省の2016年6月13日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

2013年7月22日施行の高等教育・研究法により、高等教育国家戦略（StraNES）及び研究国家戦略（SNR）が策定された。この2つの10か年主要戦略により、高等教育・研究のロードマップが確立され、運用が開始された。本法ではまた、政府が議会に5年毎に提出する「高等教育・研究白書」の実現を定めている。

国民教育・高等教育・研究大臣及び高等教育・研究担当大臣の要請により「高等教育・研究白書」委員会（12名の委員で構成）が設置され、SNR、StraNES、研究インフラ国家戦略のほか、現在策定中の科学・技術・産業文化国家戦略をつなぎ合わせる目的で、Bertrand Monthubert 氏（ポール・サバティエ大学数学教授）が委員長に任命された。

「高等教育・研究白書」には次のような内容が予定されている。

・SNR 及び StraNES の当初実施方策に関する総括報告
・今後の課題の特定、及び10か年戦略におけるそれらの施策の優先順位の決定
・両戦略の実施のための短期及び中期の予算案の策定

標記白書の発表は2016年秋の予定。

[DW編集局+JSTパリ事務所]