[本文]

国・地域名:
南アフリカ
元記事の言語:
英語
公開機関:
南アフリカ国立研究財団(NRF)
元記事公開日:
2017/01/30
抄訳記事公開日:
2017/03/08

第6回世界持続可能性フォーラムが南アフリカで開催

Sixth World Sustainability Forum: African universities critical to achieving the sustainable development goals

本文:

南アフリカ国立研究財団 (NRF)の2017年1月30日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===
2017年1月27日および28日、第6回世界持続可能性フォーラム(World Sustainability Forum:WSF)がケープタウンで開催された。ザ・ウェスタン・ケープ大学(UWC)、ケープタウン大学(UCT)、バーゼル大学および南アフリカ国立研究財団(NRF)の後援を受け、『Sustainability』誌が主催したこの会議には、世界的にも有名な経済学者で、国連の上級顧問やコロンビア大学地球研究所長も務めるジェフリー D. サックス教授をはじめとする国内外の講演者が出席した。

WSFは、持続可能性に関して毎年開催される会議で、持続可能性や持続可能な開発に関連した様々な分野の研究が取り上げられる。アフリカ大陸でWSFが開かれるのは今回が初めてであり、2015年9月に国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の一部として採択された、17の目標からなる「持続可能な開発目標(SDGs)」を中心に進められた。

2017年世界持続可能性フォーラム南アフリカ会議の第1日目が終了した後には、第一回目の世界持続可能性賞および新生持続可能性リーダー賞の表彰が行われた。

第一回世界持続可能性賞の受賞者はジェフリー D. サックス教授とソニア・エリッヒ・サックス医師で、2017年1月27日に賞が授与された。ジェフリー・サックスは世界的に有名な経済学者で、国連の上級顧問やコロンビア大学地球研究所の所長を務めている。ソニア・サックスは小児科医で、公衆衛生の専門家でもあり、コロンビア大学の持続可能な開発センターの健康センターで責任者を務めている。

世界持続可能性賞と新生持続可能性リーダー賞は、持続可能性に関連した新たなイニシアティブや開発を奨励し、持続可能な慣行や社会への移行を促すことを最終目標として設けられた賞である。

これらの賞の資金はMDPI持続可能性基金から提供されており、ジェフリー・サックスとソニア・サックスには10万米ドルの賞金が贈られた。新生持続可能性リーダー賞は40歳未満の研究者が対象で、賞金額は1万米ドルである。

[JSTパリ事務所]