[本文]

デイリーウォッチャー
国名:
米国
公開機関:
国立衛生研究所(NIH)
元記事公開日:
2017/07/10
抄訳記事公開日:
2017/08/25
元記事の言語:
英語

NIHによる助成チームがグローバルな身体活動調査にスマートフォンを活用

NIH-funded team uses smartphone data in global study of physical activity

本文:

2017年7月10日付の国立衛生研究所(NIH)による標記発表の概要は以下のとおりである。

これまでの人間活動調査よりも大規模なデータセットを活用して、スタンフォード大学(カリフォルニア州)のNIHのファンディングを受けた研究者らは100か国以上の住民による身体活動を追跡調査した。この研究は、運動不足が関わる原因で毎年500万人以上が死亡するという最近の予測をフォローしたものである。

匿名のスマートフォン・ユーザから得る毎日の歩行データの大規模調査では、国、性別、コミュニティの種類が身体活動にどのような影響があるか、また身体活動や肥満への介入の取り組みがどんな結果をもたらしているか、について対話調査している。この調査は2017年7月10日付でNature誌のオンライン版で先行発表されている。

先進国の大人のほぼ4分の3、経済発展途上国の大人の半数がスマートフォンを携帯している。このデバイスは非常に小さな加速度計、画面の向きを維持するコンピュータ・チップを備え、歩行動作を自動的に記録することもできる。データをこの調査に提供しているユーザは、身体活動やその他の健康行動を追跡する無料のアプリケーション、 Azumio Argus アプリを登録している。

この調査でスタンフォード大学の研究者らは、上記スマートフォン・アプリの匿名ユーザ71万7,527人の毎日の1分ごとの歩行記録6,800万件を分析した。参加は111か国に及ぶが、研究者らは調査の対象を各々1,000人以上のユーザを擁する46か国に絞った。90%のユーザが高所得国の32か国で、10%が中所得国の14か国である。

歩行記録に加えて、研究者らは上記スマートフォン・アプリを登録したユーザの年齢、性別、身長、体重といった情報にもアクセスしている。

世界的に見ると平均的なユーザは1日約5,000歩を記録している。スマートフォンのデータは、特定の一国の住民の間でも活動の度合いに違いや格差があることを反映している。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]