[本文]

国名:
オランダ
公開機関:
オランダ科学研究機構(NWO)
元記事公開日:
2017/11/27
抄訳記事公開日:
2018/02/27
元記事の言語:
英語

オランダのデジタルインフラへの恒久的な資金供与を提唱

NWO advocates permanent funding for national digital infrastructure

本文:

オランダ科学研究機構(NWO)の2017年11月27日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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オランダ科学研究機構(NWO)はこのほど、「トップレベルの科学にはトップレベルのインフラが必要(Top science requires top infrastructure)」というタイトルの報告書を発表した。NWOは報告書の中で、全国的なデジタルインフラ整備のため、さらに2,700万ユーロを支出するよう新政府に対して助言した。報告書を作成したNWO委員会は、オランダがこの分野で世界の最先端に位置し、デジタルインフラに対する国内の研究者からの高まるニーズに対処するために重要である、としている。

科学のデジタル化が進んでいるのは、高度通信網やスーパーコンピュータ、研究ソフトウェア、データ設備といったデジタルインフラに対する研究者からのニーズが高まっていることを意味しており、また、オランダ研究界の強い意欲に応えるためには、追加投資の必要があることが、オランダ国家研究アジェンダや、オープンサイエンスに関する国家計画(OCW、2017年)、デジタル社会(VSNU、2016年)および国家ロードマップ(NWO、2016年)に記されている。

NWO理事会は、提言とともに同委員会の助言を採択し、これらを教育・文化・科学省に提出した。

報告書によれば、大規模なデータおよびデジタル化を推進するには、ネットワーク、データ設備およびサイバーセキュリティの面で追加的な投資が必要だとしている。これは、デジタルの「メインポート」(ハブ)になるというオランダの目標に一致しており、また、欧州における他の先導的な知識経済と足並みを揃えていくには、大規模なコンピュータ設備への追加投資も必要になるとしている。

さらに委員会は、研究ソフトウェアおよびビッグデータの利用を後押しするための追加投資も必要だと述べている。この分野における専門的なサービスや支援を求める研究者の声も増えている。

NWOは、オランダのデジタルインフラへの投資を推進することにより、国内の研究者が世界でもトップレベルのデータ集約型研究を続けることが可能になり、またオランダが、オープンサイエンスの進展において先導的な役割を果たす機会も生まれる、としている。

[JSTパリ事務所]