[本文]

国名:
ドイツ
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2018/03/28
抄訳記事公開日:
2018/05/14
元記事の言語:
ドイツ語

ボローニャ・プロセスでは欧州の大学の自立性の重要性を強調

Bologna Prozess betont akademische Freiheit als Voraussetzung eines global attraktiven Europäischen Hochschulraums

本文:

3月、ドイツ連邦閣議が国内外の大学制度改革に関する報告書を発表した。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

ボローニャ48カ国の大学担当大臣が、ボローニャ宣言調印の1年前に、フランス、イタリア、英国、ドイツの4カ国が高等教育の欧州圏構築を提案したソルボンヌ宣言調印20周年に当たる今年5月にパリで、欧州大学圏の将来の方向性に関して議論する。ボローニャ・プロセス2015-2018年の目標の遂行状況に関する報告書は、2月に州の文部大臣会議が決議、このたび連邦閣議が承認した。

ボローニャ・プロセスは欧州の大学制度を広汎に変革させた。バチェラー(学士)およびマスター(修士)の学システム導入は、これまで国ごとにことなった課程の透明性を高め、比較をできるようにした上で、質の確保ができたことで成功したと評価されている。結果として、ここ数年の学生のモビリティの向上や相互理解に大きく貢献した。

ホールター文部大臣会議会長によれば、「1999年以降、全てのボローニャ宣言調印国は共通の目標の実行に向けて、多大な努力を重ねてきた。大学生および研究者のモビリティ促進、欧州大学圏の世界的な魅力の向上、ボローニャ・プロセスの実行における社会的側面についての考慮などである。連邦、州、大学はこれまで達成され成果を基に今後さらに改善していく。そこで重要なことは、科学や研究の自由そして各機関の自立性が保障され、研究者、教員、学生がどいういう大学を作っていくかという活動に参画している場合にのみ、強力な大学・研究圏が生まれる、ということである」。

パリでの大臣会議では三つのテーマがポイントとなる。第一に最も重要なボローニャ改革の実行面で遅れている国々をいかに支援するのか、第二にデジタル化、第三に欧州大学圏の基本原則、科学の自由および民主的基盤による大学の自立性に関する違反である。

カルリチェクBMBF大臣談:「報告書によるとドイツの大学システムはネットワーク化、魅力、大学間移動等の点で優れていることは明らかだ。ボローニャを取り巻く議論が建設的なものであることを期待している。ドイツは欧州大学圏の価値観を重要視している、即ち、科学の自由および民主主義を基盤とした大学の自立性であり、それに学生、教員、研究者が参画していることは当然である」。

大臣会議では、マクロン フランス大統領とEU各国首脳によって提案される欧州大学ネットワーク構築に関する方策も重要議題となる。ドイツは積極的にこれに参加していく。

[DW編集局]