[本文]

国名:
中国
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2018/04/12
抄訳記事公開日:
2018/06/11
元記事の言語:
中国語

教育部、大学における人工知能(AI)発展の工程表を発表

发展人工智能,高校有了路线图

本文:

2018年4月12日付の「中国科学報」ネット版は、「教育部、大学における人工知能(AI)発展のための新しい工学部を発表」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

近年、「人工知能(AI)」が教育界でホットトピックとなっている。教育部はこのほど、第1陣の「新しい工学部」における研究と実践プロジェクトリストを発表した。人工知能が「新しい工学部」における専門科目として、19の改革プロジェクト群に含まれている。4月10日、教育部は「大学における人工知能(AI)革新行動計画」の始動を公布し、人工知能の建設・発展に明確な企画と詳細な展開を打ち出した。同計画では、(1)2020年までに基本的な次世代人工知能の発展に適応した大学における科学技術イノベーション体系と学科体系の最適な配置を完成し、(2)大学が次世代人工知能の基礎理論とキーテクノロジー研究開発等の方面において新たなブレークスルーを遂げ、(3)2030年までに大学が世界の主な人工知能・イノベーションセンターの中核的な力と次世代人工知能発展のための人材の集積地となり、世界のイノベーション型国家のトップ集団に入るために科学技術サポートと人材を提供することが述べられている。

大学における人工知能発展の工程表は、以下に明示される。
一:科学技術イノベーション体系を最適化し、複数の科学技術イノベーション基地を建設する。
二:人材育成体系を完備し、一流学科の建設を推進する。
三:成果転化と応用を推進し、若干の産業グループを形成する。

大学における人工知能発展に関するキーワードは以下の通り。

キーワード1:イノベーション
・解釈性・データを活用する敏捷性が強く、実用化への強い移転能力を備えた人工知能理論の新たなモデルと方法を構築し、データからナレッジ、ナレッジから方策までの能力を形成する。
・知的コンピューティング(Knowledge Computing)、クロス・メディア(cross-media)分析推理、群知能(Swarm Intelligence、SI)、混合知能増幅(Intelligence amplification、IA)、自主無人システム等のコアテクノロジーを中心に、端末とグラウンド間の協調的な人工知能サービス機能を形成します。
・クロス・メディア(cross-media)の推理能力、群知能(Swarm Intelligence、SI)の分析能力、ヒューマン・コンピューター・インタラクション(human-computer Interaction、HCI)能力を重点的に向上させ、コンピューティングを核心とし、データとハードフェアを基礎とする安定・成熟した人工知能技術体系を構築する。

キーワード2:人材
・2020年までに、100の「人工知能(AI)+ X 」の特色ある複合型専門(プロフェッショナル)を設立する。
・2020年までに、世界一流レベルの50冊の学部生と大学院生向けの教科書を編成し、50の人工知能分野での国家レベルのオープン型のオンラインカリキュラムを作る。
・2020年までに、50カ所の人工知能学院、研究院あるいはクロス研究センターを建設する。
・職業学校では、ビッグデータ、情報管理の関連専業において人工知能に関する内容を増加し、人工知能応用分野での技術技能人材を育成する。

キーワード3:応用
・人口の高齢化、伝染病と慢性病、出生欠陥と生育障害等の主要な健康問題に対して、識別、スクリーニング及び推理等の機能を備えた知能医療の人工知能補助システムとイノベーションサービス・グラウンドプラットフォーム構築に向けて、AI医療の供給能力を増強する。
・都市ビッグデータプラットフォームの建設を推進し、典型的な都市スマート型応用システム、スマート型都市の精度管理、ナレッジ・ディスカバリー(Knowledge Discovery)と補助方策のサポート体系を構築し、環境、政務、民衆に便宜を与える方面などでAI製品とシステムを構築する。
・文書解析、音声認識、ナレッジグラフ(Knowledge Graph)等の技術を用いて、大規模な歴史・司法データ、インタネットデータ及び関連データに基づき、自動で案件の糸口の発見したり、AIで有罪・無罪の裁定、補助量刑等のAIサポートツールを開発し、案件を処理する人員の仕事の能率を向上させ、案件審理の規範性と正確性を高める。

[JST北京事務所]