[本文]

国名:
ドイツ
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2018/05/03
抄訳記事公開日:
2018/06/12
元記事の言語:
ドイツ語

ドイツ最大の健康調査

Deutschlands größte Gesundheitsstudie

本文:

健康調査プロジェクト「ドイツ・コホート調査(NAKO)」の次のフェーズはドイツにとって最大のものとなる。連邦教育研究省(BMBF)はこれに関して概略下記のような報道発表を行った。

この規模のプロジェクトはドイツでは過去に類を見ないもので、2013年にスタートしたNAKO健康調査では2018年4月までで既に16万人の男女が参加している。このほど開始される次期フェーズでは参加者数が今後5年間に20万人に増加すると見られる。統計的に無作為に選考され者だけが参加する。参加者は20年から30年の長期間にわたって医学的にフォローされる。その生活習慣や生活環境についてスポーツをするかとか、どのような職業環境で働いているかを問われる。数多くの人間の健康推移を長期的に、科学的に調査することによって新しい知識を得ることが期待されている。NAKO健康調査の貴重なデータから頻度の高い疾病に関するリスクファクターを特定し、疾病の早期段階を正確に調査することができる。結果は人間の将来の疾病頻度の減少に寄与することになる。科学的に注目されるのは特にがん、糖尿病、心臓血管疾患等の大きな国民病となる。

カルリチェクBMBF大臣談:「多くの人々のコミットメントは将来の世代の健康への投資であり、ドイツ社会の連帯を表すものである。これによって得られる知識はより健康的な生活、よりよい生活を可能にするだろう。」

20歳から69歳までの男女が無作為に抽出され、通知される。結果をゆがめる可能性があるため、任意の参加は不可能である。結果を信頼できるものとするためには、参加者の定期的調査が重要である。参加者は希望により調査終了後に結果を受け取ることができる。

NAKO保健調査は、認知症に関する重要な知識をもたらすことができるかもしれない。なぜ認知症を患う人と、罹患しない人がいるのか。家系の影響はどの程度あるのか。アルコール摂取量などの生活スタイルの要素や慢性疾患等がどのような影響を持っているのか。こうした疑問への答えはこれまで治癒不能とされた疾病への予防、治療で研究者の助けとなる。NAKO保健調査の資金については10年以上にわたり、BMBF、参加13州、ヘルムホルツ協会が総額2億5,600万ユーロを負担する。

[DW編集局]