[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防高等研究計画局(DARPA)
元記事公開日:
2018/09/26
抄訳記事公開日:
2018/11/30

DARPAが地下空間探索のためにチームを選出

DARPA Selects Teams to Explore Underground Domain in Subterranean Challenge

本文:

9月26日付けの国防高等研究計画局(DARPA)による標記記事の概要は以下のとおりである。

未知なるものが残されている地下空間は、軍事的脅威や自然災害上の対処時に大きな問題となる。DARPAは地下環境を迅速にマッピングし、移動し探索するための新たなアプローチを開発するために、「地下への挑戦(the Subterranean Challenge: SubT)」というコンペティションを企画した。

SubTでは、人命を脅かすほどに危険で、暗く、深い、人工のトンネルシステムや都市の地下空間、そして自然洞窟ネットワークを探索する兵士や救急隊員のためのより良い装備品の開発を目指す。SubTはまた、地下環境での自律、知覚、ネットワーキング、移動に関する画期的技術を開発するために、異分野の複数チームからなる共同体を作り出すことを目指している。

DARPAはSubTに参加する以下の9チームを選出した。このうち7チームは物理システム課題(physical Systems track)、2チームは仮想システム課題(Virtual track)を対象としている。
・物理システム課題
カーネギーメロン大学、豪州連邦科学産業研究機構(CSIRO)、iRobot Defense社、カリフォルニア工科大学ジェット推進研究所、コロラド大学ボルダー校、ネバダ大学リノ校、ペンシルバニア大学
・仮想システム課題
ミシガン工科大学、Scientific Systems Company社

これら9チームに加え、DARPAは物理システムと仮想システムの両方のコンペティションで、自己資金での参加チームを募集している。DARPAの資金提供チームと自己資金参加チームは、物理システム課題では200万ドル、仮想システム課題では75万ドルの賞金を目指して競うことになる。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]